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商家のムスメ。  作者: MKS
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お止めになって。

「二人ともわざわざ来てもらっちゃってすまないね?本当ならこちらから手土産の一つでも持ってうかがうべきなんだけど、仕事柄そうもいかなくて。えーと、リアちゃんだよね?」


 何の話やらサッパリだけど、街角に手土産持った陛下がとか…パニックにしかならない。あ、でも手土産になったモノは流行りそうだなぁ。なんて、現実逃避し続けたいけど無理だ!


「お初にお目もじいたします。リア・ライナールです。」


「あぁ、ご丁寧にどうも。初めまして、馬鹿息子の父です。」


 にこりと笑う陛下。ここは笑うべき?笑うべきなの?!悩みつつ、ヘラっと笑って見せると、良い笑顔でうんうんと頷かれた。よかった!正解らしい!


「さて、まずシャルルちゃん。」


「はい。」


「本当に、申し訳なかった!」


 王冠を膝に置き、シャルル様に向けて頭を下げる国王陛下。え?え!えぇぇ?!


「最近聞いたというのは言い訳にならないけれど、うちの馬鹿どもがとんでもない事しでかして、シャルルちゃん、本当にすまない。」


「わたくしも、躾を怠っていたようだわ…本当にごめんなさい。」


 シャルル様に両陛下が頭を下げる。なんかもう、嘘みたいな事の連続過ぎて、幻でも見てる?え、現実?


「おっお止めくださいませ!そんな!解決致しましたし、婚約も継続となっております!ご心配なさるようなことはございません!本当に!!」


 …シャルル様がめっちゃ慌ててる。うん、現実だ。コレ現実。ああもう、わけ分からなくて頭痛くなってきた…


「本当に?シャルルちゃん、うちにお嫁に来て下さる?」


「ええ!もちろんです!!」


 だからお止めになって~!って、叫びが聞こえそうな顔をするシャルル様。


「リアちゃんも、本当にごめんね?下らない事に巻き込んでしまって…申し訳ない。」


 私にまで頭を下げる陛下。ひぃぃっ!


「おおおおお止めください!大丈夫ですから!」


「いやいや、話を聞いたんだが、レオは本当にもう馬鹿としか思えない事を繰り返していたとか…うちの子ちょっとお花畑な思考回路してるかもとは思っていたんだが、まさかここまでとは思っていなくて…馬鹿どもを罪に問えるか確認したんだが、王族法典に無い事例で、今すぐ罰することもできない。不甲斐ない王であることも、すまない。」


 刑?!え、いやいやいや!窓際の三人が青い顔でこっちを見てますよ!


「へへ陛下っ!とんでもございません!」


「しかし市井では付きまといは罪だからね。軽度で罰金、半年の奉仕活動。中度で鞭打300と罰金、もしくは1年の投獄。重度で罰金と鞭打と投獄。我が国ではそうなっている。訴えがあれば、誰であろうと真相を確かめられ、事によっては罰するべきだろ?」


「訴えでるつもりなんてございません!」


 お国に制裁してもらおうだなんて、流石に思ってないです!広告作戦は失敗したけど既に鉄拳制裁は済んでます!


「そうかい?王族だからこそ特別扱いをしない主義でいこうと思ったんだが」


「大変素晴らしいお考えですが、特別扱いなんてしておりませんわ。確かにおっしゃるようなこともございましたが、学園内だけです。子どものおふざけ程度の話でございます。子ども同士で解決済みでございますので、お気になさらないで下さいませ。」


 子どものケンカに親が口出しとか要らないです!

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