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君と私と魔法のアトリエ  作者: 黒桜 海夜
すべての始まり
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先生と生徒

 


「あ…あなたどうやってここに」


「なんじゃ?妾の問いに答えてくれぬのか?」


 動揺するリリィの質問を無視する謎の人物


「まぁそう警戒するではないリリィ妾はそなた達の敵ではない」


「敵じゃないって…信じると思う?しかもなんで名前まで…」

 そう言われ困ったと下に俯き考える謎の人物

 それを見ていたノワールは突然小さい声で何かを詠唱し始める。

 すると突然振り向きながらリリィが


「ノワール!!!」

 と叫びだす


 それをまってたかのように

 ノワールは口元を緩めながら


「あいよ〜準備出来てるよ〜」


「すまないがちょっとお前さんには聞きたいことがあるから動かないでくれるかね」

 そう言うと同時に

 ノワールはいつの間にか広げていた手を胸元に勢い良く持っていき何かを握る様な動作をする

 すると今まで吹いていた風が奴の周りに集まり可視化できるほどの分厚い層の様な物になった。


「いっちょ上がり〜♪」

 ノワールは楽しそうにそう言った。


「それは"風の捕縛牢"です無理に出ようとしないで下さい

 その風に触れると切り裂かれますので」


「あなたには色々と聞きたいことがありますので大人しくしてて下さい」

 淡々と話を進めるリリィ


 私はあの突然出てきた風の層が気になり前にいるノワールに聞くと


「あれは"風の捕縛牢"って言って相手を閉じ込める精霊魔法で私が作った魔法なんだけど

 一般的な魔法とは…

  って魔法の事について何も教えてなかったね」

 ノワールはそう言い説明しようとすると


「ほぉ…これは…なかなかの」

 と感心しながら奴は風の層に指を突っ込んだ


「ちょ…あなた人の話を聞いてたの!?怪我すr……嘘っ!」


 奴は確かに風の層に指を突っ込んでいるが

 傷1つ付いていないというか風がそこだけ避けている様に見える。


「ふむ、確かに捕縛するにはいい案じゃなこれに触れば傷が付き戦意が消える確かに良い」


「…だが相手が妾ってのが悪かったのう」


「その魔法は却下じゃ」

 奴がそう言うと風の層は周りに拡散した

 私達3人はその光景に驚きを隠せなかった。


「確かに良い線までいっておったが風という力を根本的に分かっておらぬ様じゃな」


「それに捕縛ならこちらの力のがよいぞ」

 奴はそう言うと突然床から木の根の様なものが現れノワールとリリィを縛り付けた


「!?」

「!?」

 二人は驚きを隠せなかった

 奴は詠唱も無し魔法を放ったからだ


「手荒な真似はしたくないんじゃがそちらから手を出したんじゃ後悔するんじゃないぞ」

 と家の中に入り私の前まできて微かに

「すまんのう…ユリアよ」

 私は確かにそう聞こえた

 私はこの人はもしかして本当に敵ではないのではと考えてると


「ほぉ〜!本当に耳が生えておるわwにしても今の時代に具現化が起きる人間がおるとはwww」


 と笑いながら私のあたまの耳や顔をプニプニし始める

 私はここで確信した

 こいつぜってぇ敵じゃねぇ〜…


「……てかいつ迄触ってんダァアアア!!!」


「おぉ…!これはすまん400年ぶりの具現化をみてつい興奮してなww」


 そう言いながらも耳はずっと触るらしい。

 私はため息をつきながらも

「今、400年って言った!?」


「たかが400年に何をビックリしておる」


「い…いやだって……てかあなたは一体…」

 私がそう聞くと

 こいつはあぁたしかにと被っていたフードを取りながら


「すまない紹介が遅れた妾は四大精霊の長の1つ」


「風の精霊のシルフと申す」

 彼女はそう言いながらノワールとリリィの魔法を解いた。


「せ…精霊ってこの見えないけど彷徨ってる物じゃないの」

 そう言いながら縛られた手首を解しながら聞くノワール


「確かにお主ら人間には見えぬ概念に似た物じゃが

 こやつらも生きており姿形もあるできれば物とは言わないで欲しい

 此奴らは妾の子でもあるからな」

 と何かを撫でる仕草をする。


「とりあえず貴方が敵じゃない事は分かりました」


「ただなんで私の名前を知っているんですか?」

 そうリリィは聞くと


「お主ユリアの孫じゃろ」


「え…えぇそうですけどでも何でお婆ちゃんの事を」


「ユリアは妾の弟子じゃよ錬金術のな大体こんな古の力なんぞわしら精霊以外には知らなかったからの」


「この場所だってユリアの為に無理矢理作ったんじゃ作った張本人ならここまで来れん訳ないじゃろ」

 と笑いながら言う


 それを知りひたすら謝るリリィ


「よいよい気するではない妾もお主には話してると思ってたからのすまない」

 と言いながらノワールの方に視線を向ける


「な…なにか」


「いやお主はやっぱりセンスがあると思ってなさっきのやつも普通の人間ならまず抜け出せないだろうな」


「ただお主は精霊を根本的に分かっておらぬなノワールよ

 お主に問う精霊魔法と魔法の違いとは何じゃ」


 ノワールは突然の問いに戸惑いながらも


「え…えーと確か魔法が体内にある魔力を形にして打ち出す魔法で」


「精霊魔法が精霊の力を元に打ち出す魔法…ですかね〜」


「ふむ…半分正解で半分不正解じゃな」


「精霊魔法と言うものはな…ふむ、君がやりたいかなら力を貸してくれ」

 と言いだすシルフ


「お主杖を持っておるか?」


「えぇ一応でもこれあんまり使った事ないんだけど」


「お主は馬鹿か!!杖と言うものはな精霊達の道しるべになるものでな

 精霊達がどこに力を集中すれば良いのか分からなくならないように使うもので

 精霊魔法使うには必須なのじゃぞ」


 ノワールはシルフの話に夢中になっていた

 私とリリィはと言うと


「ごめんなさいリリィ良ければお茶をくれないかしらこの馬鹿精霊のせいで動けなくて…」


「えぇ良いわよ」

 と笑いながらお茶をくれた


「それじゃ私はそのままごはんをつくってくるから」

 リリィはそういい台所の方にこもった。


 でこの2人はというと

「コホンッ…少し話が脱線してしまったの話を戻すとしよう

 ノワールよその杖を貸してみろ」


「えぇ良いわよ」

 と差し出すノワール


「よしまずこの杖はさっきいった通り道しるべとなり

 この子達は魔力に集まるのじゃだからこの杖に魔力を集中させ灯りにし集める

 ちなみになんの精霊が集まってほしいとかは願ったほうが良いぞ

 見当違いの奴が来ても意味がないからの」


「そんでそしたら集まったこの子に力を貸してと願うのじゃが

 この場合声に出しても良いぞ寧ろ想うより良いかも知れぬ」


「そこで初めて精霊達が力を杖の先端に蓄え魔力で形つくり初めて精霊魔法というものができるのじゃ」

 と先程ノワールがやった風の捕縛牢のミニサイズを作って見せた


「ちなみにじゃが先程お主がした精霊魔法じゃがあれは妾が力を貸したから

 杖無しでできたんじゃ今までもそんなに成功率は高くは無かったじゃろ」


 ノワールはそれに強く頷いた

 完全に先生と生徒状態だ。


「それは杖がなくてこの子達が何処に集中すれば良いか分からなかったからじゃ

 だから今後精霊魔法を使う場合はちゃんと杖を使うのじゃぞ」


「はい、最後に良いですかシルフさん」


「なんじゃ」


「この子達ですかね聞く感じですと色んな子がいるって感じなんですけど…」


「そうじゃなこの子達にも色んな子がおる

 風の精霊に火の精霊水の精霊そして土の精霊

 もちろんこの他にも色んな子がおりこの1人一人に人格もあるだから

 魔法使いのお主達にはちゃんと物としてではなく同じ人間として扱って欲しい…妾は切にそう願う」


「ありがとうございますシルフさん」


 どうやらやっと授業が終わったようだ私にはさっぱり分からないが……



 早く耳離してくんねぇかなぁ…と私は切に願うよ

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