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君と私と魔法のアトリエ  作者: 黒桜 海夜
すべての始まり
44/59

危険は特にない

 18層

 土の匂いだろうか?それに微かだがカビ臭さもある

 だがまた先程みたいな死臭が蔓延る墓場という感じではなく

 壁には松明などが掛けられておりこの階層は明るい

 壁に近づくと何かの模様だろうかそんなのが全面にびっしりと描かれてる

 言うなれば古代遺跡みたいな場所だ

 周りには特に魔物もいる訳でもない為すぐ様拠点の家を置き

 2人を休ませる


 しかしすごいなダンジョンってほぼ全ての階層が別の世界だ

 修行中に使ったダンジョンもそうだったがここは謙虚に分かりやすい

 辺りが気になった為あまり2人がいる家から離れない様に探索する

 なんだろう…何も気配がしない

 自分達の拠点がある大部屋を軸に東西南北と4つに道が別れておりそこを進むと同じ様な大部屋がある

 ここもだ……別の道の先も同じ感じ様な感じで目印がなければ迷うだろう

 現に拠点の家がなければ少し危なかったと思う

 しかしどの部屋にも魔物が居ない

 どうゆう事だろうと考えるが居ないなら居ないで構わない

 警戒しなくて楽でいいか……

 そう思い家の中に入りそのままソファで仮眠をとる



「寝てる所を襲うのは関心しないなノワール……」

「あれ 起きてた?」

「流石に人が膝の上に乗ってたら起きるよ」

 目を開けながらノワールを見る

「おはよう」

「うん おはよう」

 しかしノワールは降りない何か期待した眼差しで見てくるが

「ここじゃダメだよ?」

 そう言われるとぶすくれた顔になる

「ダンジョン内だからね」

「けちー」

 そう言って隣に座る

「でも寝てるなんて珍しいね」

「まぁ 魔物が居ないんだよねこの階層」

「へぇ〜」

 ノワールに膝枕してもらう

「居ないなら居ないで良いんだけどね警戒しなくて済むし」

「でもなんで居ないんだろう?」

「さぁね こればっかしは分からないかな〜」

「ですよね〜」

 そんな会話をしながら

 ノワールの髪をかき分け頬に触れるとノワールが手を重ねてくる

「狐々奈 クマ凄いねやっぱりキツい?」

「そんな事ないよ……と言ったら嘘かな」

「まぁここは安全だろうし多少回復させてもらうよ」

 そう言ってノワールのお腹に抱きつき顔をうずくめると数分で眠りにつく


「おつかれ…よく寝てね私達のカッコいい騎士様」

 ノワールが頭を撫でながらそう微笑む




「いかん……熟睡してた………」

 数時間して目が覚め周りを見る

 足側にリリィが追加されてる

「あ 起きた? おはよう」

「……トイレ行きたいかなぁ」

 ノワールが青ざめた顔をしながらこちらを見る

 咄嗟に頭をどけるとノワールがトイレに駆け込むと同時に安堵したような声が聞こえる

「……ずっと我慢してたのよ」

 笑いを堪えながらリリィが言う

 どうやらリリィが起きる頃には既にモジモジしてたらしい

「行けばいいのに」と言ったらしいが起こすのは悪いとか言ってずっと起きるの待ってたらしい

「そっか 悪い事したみたいだね」


 その後ノワールが戻ってくるとみんなで食事を済ませ移動を開始し始める

「さてみんなはぐれないようにね」

 手を上げ2人とも返事をする

 2人とも良い返事で元気になって良かった

 ここに来て初めてマッピングをする

 ……大まかにだがしないよりマシだろうここは多分かなり広い気がする

「どこも同じ様な場所で迷う……」

「そうね〜これはちょっと……もしかしてこの階層は迷路が魔物なのかな?」

 リリィが突拍子もない事をいうがあながち間違ってない気がする

 それならこんだけ移動してるのに魔物1匹に会わないのも多少なり理解できる

 2人もそうかもと思い始め少しだけ警戒しながら先に進む

 しかし……約3日が経つが一向に出れそうにない

「出口……ない」

「広すぎるよ〜……」

「ちょっと休憩!!」

 そう言ってノワールが壁に寄りかかると

 ……ガコン

 大きな物音がすると同時にノワールが寄りかかった壁が動き出す

 咄嗟にその場から離れ壁を見つめる3人

 数分後壁の真ん中に下り階段が現れる

 隠し階段……

 警戒しながら下を覗く今まで階層を降りる時の階段だ

「あれ?階層主は?」

「本当だ!!いないの?」

 確かにそうだ いつもなら扉がありそこの先の魔物を倒すと階段が現れるのに

 今回はその扉すらない

 しかしこれは降りない訳にも行かないよな

「降りてみるの?」

「しか……ないよね?」

 警戒してる様だ

 2人に後ろから着いてきてと言い覚悟を決め階段を下る

 今までの階段で1番長い

 まだつかない……

 どんだけ長いんだここは

 そして数分降りていると先の方に光が見えようやく辿り着く

 そして次の階層を見て唖然とする

 そこは荒れに荒れていて草すら生えておらず木なんて枯れ生命すら感じられない

 更に空には雷雲があり常時雷が走り轟音が轟く

 しかし3人ともそれに対して唖然としてる訳ではない

「あれって……まさか」

 知っているか!!

 リリィとノワールがどうやら何かの本を取り出し確認し合ってる様だ

「狐々奈……あれはダメだよ」

「ムリムリ……」

 2人とも涙目でこちらをみる

 あれの正体が何なのか聞くと本を見せられる

【キングベヒモス】

 陸の覇者

 大昔とある大陸を動かした伝説や大陸その物を消したと言われる伝説上の魔物

 頭には大きな角と小さな角があり大きな角の先は2つに別れており通常のベヒモスとの違いが分かる

 それは二足歩行で歩きそれが歩いた場所は一変たりとも何も残らなくなりその4本腕で捕まってしまった物は生きて帰る事は絶対に出来ないであろう……

 そんな事が書かれてる

 ……本と視界の先の奴を見比べる何度も

 こっからでもあの大きさってちょっとデカすぎやしませんか?

 それとはかなり離れており本と合わせるとギリ隠れる位の大きさだ


 それはコッチを見つめる


 ……2人に言う

「今すぐ階段に戻ってろ」

「で……でも」

「にげ……」

 咄嗟に2人を階段に投げ飛ばすと同時に熱線が狐々奈を襲う

 熱線が打ち終わるとその場は地面が抉れ

 抉れた地面が燻っているそしてそこには狐々奈の姿はない

「待って……まって……嘘でしょ…………」

「いや……いやよ 嘘よこんなの……」

 リリィとノワールがその場に崩れ絶望してる

 キングベヒモスがリリィ達に狙いを定めてもう一度撃とうとしてると

 轟音が響き同時に何かの咆哮の様な苦痛の声が聞こえる

「……ったく 勝手に殺すなよあの2人」

 どうやらさっきの轟音は狐々奈がキングベヒモスの顔を蹴った音のようで

 キングベヒモスが吹っ飛び後ろに下がると受身を取りこちらを見つめながら叫ぶ

「デケェな……何食ったらそうなる?」

 それと間近で相対して感じる強さ私よりデカい指の幅

 普通なら勝てないと絶望するだろう死ぬだろうと覚悟を決めるだろう

 しかし狐々奈は違った

 その顔には絶望の表情ではなく笑顔だった

 一瞬だけ受けた熱線で顔は火傷していたが

 しかし狐々奈はそんな事より確実に楽しめさせろよ!と狂気じみた顔をしていた

 キングベヒモスはその狂気に対して警戒し咆哮すると同時にまた熱線するがそこには既に狐々奈は居ない

 キングベヒモスが辺りを見渡すと

「おいおい……無駄に大技し過ぎだろもっと無いのか?」

 狐々奈はキングベヒモスの手の平の上に立っている

 それにキングベヒモスが気付きその手を一気に握りつぶすが

「違うなぁ やっぱ喋れないとつまらんなぁ」

 キングベヒモスの鼻先に移動し拳を叩き付けると轟音と共にキングベヒモスの身体が沈む

 唸りながらキングベヒモスが叫ぶと落雷が一斉に襲い出す

 咄嗟に後ろ後ろにと下がるとキングベヒモスが立ち上がり息を吸い溜めて空に咆哮するが何も起こらない

 しかし急に空気が揺れ咄嗟に空を見上げる

 巨大な隕石が堕ちてきてる


 …………パリンッ


 その音と同時に隕石が小石程に細切れになりそのまま隕石だった物は燃焼し無くなった

 キングベヒモスが困惑していると目の前に狐々奈が現れる

「所詮は獣だったね……」

 そう言ってキングベヒモスの身体中の次元を切り刻み

 地面に着地と共にキングベヒモスの身体が細切れになり

 ドロップ品だけを残した


 2人が大泣きしている

 ずっと下を向き前を見てなかったから何があったのかは知らない

 そんなところにやって来て

「勝手に殺さないでよ2人とも」

 2人の頭を撫でる

「なんで……生きてる……???」

「本物……でも撃たれたん……じゃ」

 2人とも嗚咽混じりに言う

「生きてるいきてる熱線は喰らったよほら顔良く見て」

 2人がジッと見つめる暗いからよく見えないがランタンで照らしようやく分かる

「ちょ…まっ…て……それ痛く……ないの」

「!!??」

 2人が見たのは顔半分が焼け爛れ目も開けられない状態で腕とかもよく見ると真っ赤に焼け爛れてた

 リリィが咄嗟に鞄を漁り出す

「……何だろう分かんないや痛いとか通り越してるんだと思う」

 2人の心配を余所に狐々奈は笑い普通喋り出す

「 それとドロップ品すごいんだよ後で回収に行こうね」

 あまりにも普通にしてる狐々奈にドン引きのノワールを尻目に

「……あった!!!これかけて飲んで早く!!」

 リリィが大声でそう言う言われるがままに傷口にかけるが1本じゃ足りない

 しかしリリィそれは分かっており次々と出し

 合計で4本のポーションを利用し4本とも利用し終わった所で効果が現れ傷口が徐々に治り元の顔や身体に戻る

「もどっだぁぁぁ!!よがったぁぁぁぁ」

「本当に……よがった………」

 2人が一気に抱きついてくる

「あはは そんなに怖かったかぁこの怪我」

 2人とも首を振る

「ちがう……えっぐ…ひっぐ……だって……死ぬかと……」

「狐々奈…普通に……ずずっ…してたから……えっぐ…」

 なるほどなるほど私が死ぬかもと思って私が悟らせない様の普通にしてたと思ったのか

「死なん あの程度じゃいや死にかけ……」

 そこでまた号泣する

「ほらぁぁぁ やっばりぃぃぃ!!!」

「なぁぁぁぁああ死なないでぇぇぇ!!!」

 あぁ死なんっちゅうねん言ってるでしょうが!!!

 2人の顔を掴みこっちを見させる

「死ぬ気はない!!生きてるだろそれにダンジョンはまだある気張れ!!」

 そう言って2人の涙を拭い無理やり立たせ移動する

 2人はずっとすすり泣きながら裾を掴みながら歩く

 ドロップ品を回収し歩き進むと

 キングベヒモスが居た場所に祠がありその中には階段あった

 そしてそこを下り最終層に向かう

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