ようこそ私のアトリエ
少女の声と一緒に私は飛び起きた。
見知らぬ森の中
私の飛び起きでビックリしたかのような
顔した少女
「だ…大丈夫ですか?」
少女は心配そう言った。
私はそんな言葉を意に介さず立ち上がり
周りを見渡した。
何処だここは…
私はそう呟くと少女はキョトンとした顔で
首を傾げながら
「迷いの森ですけど…」
と不思議そうに言った。
ここで私は初めて少女の言葉に反応した。
「迷い…の森?」
「はい、そうですね。」
「日本じゃなくて?」
「日本?というばs…」
その時だった
何処からか声が聞こえた
しかもついさっき夢で聞いた声だ。
「あー!!いた居たいやぁごめんねw転移術中に君の体を離しちゃってこんなトコに落ちたみたいwww」
ローブ女は笑いながら言い放った。
そして私は理解した。
これが夢ではなく現実と…
『転移』この言葉だけでも全て理解するのは
簡単だった。
だが何故私なんだ?こんなしょうもない奴を
こっち世界になぜ連れてきた?
そんな考えが頭中を巡り私は遂にショートし倒れてしまった。
「ありゃ?倒れちった」
ローブ女は軽く言う。
「倒れちった…じゃないでしょなんでこの人連れてきたの"ノワール"」
少女は焦り気味にローブ女もといノワールに
言い放った。
「しょうがないじゃんこうでもしないとこの娘死んでしまうらしいし〜」
「……どゆこと?」
「説明はこの娘が起きてからにするから取り敢えず君のアトリエに連れて行くよ〜」
「……はぁ 分かったわ私は荷物あるからその娘はノワールがおぶってね」
ノワールはokと言いながら狐々奈をおぶり
森を歩いていった……
〜30分後〜
んっ……あれ此処は…動い…て…!!
「お!!やっと起きたかい君 てか起きたのなら歩いてもらってもいいかな?流石に疲れたわ」
ノワールは息を切らしながら言った。
私は慌てて降り礼を言った。
取り敢えず今私の身に起こってる事を聞こうとしたら
「聞きたいよね?でもあと少し待っててくれる今その娘のアトリエに向かってるから話は着いてからね」
まるで此方が言わんとする事を分かってる口ぶり答えられた。
そしたら隣にいる少女から
「ごめんなさい…彼女これでも君を助けたらしいの」
助けられた?意味が分からないまず言葉が通じる事についてかなりビックリしてる
さっきは気が動転して気づかなかったが普通は通じるものではないはずだ
ならどうして?
やはり日本なのではと考え耽ってたら
「違うよ〜ここは貴方の国ではないよまぁ後で全部話すから少し待ってて〜」
とまた心が読まれたみたいに言われた。
私はなんかこれが気に食わなく
釈然としない顔で付いて行ってたら
「本当にごめんなさい ノワールはいつもあんな感じだけど根はいい子だから許してあげて
あ ノワールってのはいま前で歩いてる子の名前ね」
すると前を歩いていたノワールが振り向きながら手を降った。
「あ 私はリリィよちゃんとした挨拶は私の家についてからにするとして貴方の名前はなんて言うの?
ずっと貴方や君なんて言いづらいもの」
私は名前を言った自分の国の時ですら珍しい名前だった為あまり好きになれなかったけど…
「ここな…ふふっ可愛い名前ね」
そう言いながら顔見上げた少女の笑顔が眩しかった。
それを見た私はこの笑顔はヤバイ撃ち抜かれるそう思った私は不意に顔をそらしてしまった。
まて私 私はノーマルのはずだ決して百合畑の人間ではないはずだから少女の顔を見てもなんともないはずだ。
見るそらす見るそらす……
そんな事を繰り返してたら急にノワールが走り出した。
えっ…え!?
また慌てる私を見てたリリィは私の手を引っ張り走りながら前を見て森を抜けるわと言われた
森を抜けた瞬間私は立ち止まってしまったいや立ち止まらずにはいれなかった。
その場所はまるで何かを護ってるみたいに木がドーム状にしなっており
木のドームのとこだけ緑や草花そして池まである
そんな真ん中に一つの家が立っていた。
それを呆然と眺めていたら前に居たリリィが振り向きながら
「ようこそ 私のアトリエに」
「歓迎するわ」




