第4道
幸いにも、草がたくさん生い茂っていたためか大きな怪我はしなかった。
そしてさっきの運転手が追いかけてこないだろうかと不安に思い、私はまた森の奥へと進んでいった。
しかし辺りは真っ暗だったため、本当に奥へ進んでいるのかは自信がなかった。
そのまま、2・30分ほど当てもなく歩き回っていたときだった。
どこからともなく遠吠えのような声が聞こえてきた。
もしかして狼でもいるのではないかと思いながら、歩いていくと、どんどんその音が近づいてきているような気がした。それとも自分自身が近づいて行っているのかもう私には判別を付けることは難しくなっていた。
さらにはトラックから飛び出した時の傷がどんどん痛みだしてきてしまい、とうとう歩けなくなり、立つことすら困難となった。
私はもう無理だ。このまま死ぬんだ。と覚悟を決め、近くにあった木に体を寄せながら座った。
それから数分も経たないうちに痛みと疲れでどんどん眠くなってきてしまった。
お母さん、お父さん、今までありがとう。そう心で唱えながら眠りに落ちた。
最終話のような今回の話ですが、まだまだ続きます(笑)
後、今回と前回は量が極端に短くて申し訳ありません<m(__)m>
次話からはもう少し書きますので、よろしくお願いします(#^^#)
そのためにも今は次の構想についての勉強をしますね♪