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魔法使い

「言葉を現実に言葉を対価に。

言葉に魔力を・・・意味を現実を」

魔力を言葉に込め、少年は叫んだ。

「深淵の闇、混沌の魔王よ。

無意味な現実に悲劇を・・・現実に存在意義を」

「魔法」言葉に魔力と意味を込め発動する「異能」

「魔力」魔法を発動する為の代償、言葉に魔力を込め復唱する事で効力を発揮する「不可解」な力。

言葉に意味を魔力を込め魔法を発動する人間を

「魔法使い」と呼ぶ。

魔法を扱う者「魔法使い」の役割は世に現世に復活した天使、悪魔、異次元者の排除だ。

異次元者の場合は異次元から「世界」襲撃の阻止が目的で排除は「禁止」されている。出来る限り可能なら捕獲、生け捕りで捉え拘束する。

「召喚 魔王「グラン・シャウト」!」

召喚魔法、言葉に意味を魔力を込め現実に存在しない魔物、物を召喚する魔法。

定番でアリガチな魔法だが、強力で魔法の中では一二を競う魔法だ。

「契約者 真堺 勇が命じる。

奴を消せ」

召喚された魔物「グラン・シャウト」は俺の命令を実行した。契約者の命令は絶対、契約した魔物は絶対服従で命令には逆らえない。本来、魔物は悪魔に分類される敵だ。敵から見れば人間に服従なんて災厄だろうが召喚魔法で契約を成立した以上、絶対に逆らえない。

「命令更新、天使召喚?」

携帯端末のデータ更新完了、液晶画面には新たな天使と悪魔の反応が見える。

「仕事は山積みだよ〜♪

終わったら次の仕事に向かってね♪」

携帯端末から巫山戯た声が聞こえる。

「お前も前線に出ろ。

一向に数が減らない」

「アタシの役目は監視と観察〜♪

君は排除&削除、役割分担の意味ないじゃん〜」

役割分担、数が対象が多い場合は彼女の方が圧倒的に有利だ。俺の魔法は少人数、接近戦に向いた魔法で団体戦は不利だ。逆に彼女の魔法は範囲が広く一度に敵が排除可能で今現在の状況で有効活用されるべき人間なのだ。

「確かに・・・俺には敵の察知は出来ない。

が、君は結界魔法と攻撃魔法を同時に使える万能魔法使いじゃないか?」

「そう言われても、戦闘を維持したら。

察知に集中出来な〜い。

二つの事を同時に出来ても両立は出来ないのは君が一番、知ってるよね〜♪」

文句が言えない正論、戦闘を続行。

「数が増えても君の魔法でイチコロでしょ〜。

アタシの出番なんて必要ないよ〜」

携帯端末情報更新、端末画面は天使&悪魔で一杯情態、危険で対象が面倒な状況だ。

「流石に数が多い。

君も協力が必要だ」

焦りは見せない。

そもそも余裕な状況だ。

だが、一般市民に危害が出れば大問題だ。

それだけは、その事態だけは避けたい。

「援護射撃程度なら、可能だよ」

そう言った瞬間、携帯端末に映し出された地図の敵が消えた。

「一発一発に魔力を込めた「魔弾」だけど。

リロードに時間が掛かるからね〜」

大体、30秒感覚で敵が一体ずつ消失する。

言葉に魔力を込めて生成した「魔弾」威力抜群で悪魔か天使でしか効果が出ない便利な弾丸だ。

「充分、その調子で援護を頼む」

「アイアイ〜サ」

召喚魔法で召喚された魔物は自動的に消える。

召喚で消費した魔力が切れれば元々、存在した世界に戻されるが魔物は悪魔で人間の敵だ。

「契約更新、契約文に指定物以外の攻撃を禁ずるを追加」

召喚術式に言葉を意味を追加する。

言葉に意味を与え、契約中の魔物に新たな枷を与えた。召喚魔法で召喚された側は召喚した「魔法使い」に危害を加えられない。絶対服従で便利な下僕だが、普通に人間を生き物を無差別に襲う。悪魔の悪い癖で命令しても学習能力が低い魔物は命令を受付けない魔物も存在する。俺の契約中の魔物「グラン・シャウト」は知能は低く命令を拒否する事は珍しいが稀に命令を無視して無関係な人間を襲う。

それを抑える為に「ある程度」なら魔物に絶対的、絶対に拒否出来ない命令「枷」が存在する。

言葉を魔法を記憶する本「呪縛」言葉で文字を本に言葉を与え意味を与える。

本の種類に寄るが、俺の所持する「呪縛」は使用回数が普通の本に比べれば少ないが効力が普通に比べれば効き目が強い。

「召喚、魔王「グラン・シャウト」」

闇が形を形成、悪魔界上位ランク 魔王が召喚された。

「君の魔物の権限で・・・悪魔を撃退出来ないの?」

「無理だな。

最初に出現した悪魔は魔王を見ても動じなかった」

魔王、悪魔の中では最高ランクの悪魔だ。

それを無視して攻撃、通常なら有り得ない。

「魔王クラスの魔物でも駄目なの〜。

困ったな〜」

「全然、困った風に聞こえないが?」

「結構、困ってるよ〜。

援護射撃&敵探知する人の心境も考えてよ〜」

地図上の悪魔は増えて減ってを繰り返し無限ループに近い状況だ。援護射撃が強力でも単発式で数秒のラグで、新たな悪魔が現世に現れ暴れ回る。

「結界魔法は順調か?」

「問題ないね〜。

全方位に結界を張って万全な状態だよ〜」

悪魔続質地点に巨大な結界を張って閉じ込める。

古典的で単純な作戦だが、一番効率が良い。

「民間人も結界内では意識を保てないからね〜。

楽に作業出来るけど、壊れた破損した所はどうすんの?」

「俺達には関係ない。

上が勝手に処理するだろ」

「まぁ、そだね」

敵の数は増えて増えて減って増えての繰り返しだが、物力差では圧倒的に不利だ。

援護射撃が連続で行えられば現状も変わるが、担当の馬鹿は探知と結界、援護射撃を同時に行っている。

文句を言いたくても言えない。

「下級悪魔の反応が異常・・・だな」

「アタシの察知は完璧だよ。

地図上の悪魔に間違いないよ!」

「・・・・・」

「信じてないね!」

疑ってる訳じゃない。

彼女の腕は信用出来る。

「天使は・・・・・・・・もだね。

下級天使「天子」の反応は少ない」

「同時に出現するケースは珍しくないが。

悪魔の数が異常、天使は悪魔の駆逐が目的じゃないのか?」

「目的は不明だね。

悪魔と天使は表裏一体、悪魔が現世に出現すれば天使も出現する。

悪魔の目的は人間の魂回収、天使は悪魔の殲滅か。

人間の魂回収、天使が先に現世に出現すれば悪魔も同時に出現する。」

「要するに天使も悪魔も人間の敵・・・だろ」

人類の敵に変わりない。

目的不明の悪魔と天使、人間の魂を回収するのが奴等の最優先事項とは判明していても・・・本当の目的が判明しなければ対抗出来ない。

人間を襲う事は分かっいても、時間、場所、数、目的が判明しない状況は芳しくない。

「この現象、10年前に似てるね〜」

カタカタとキーボード音が聞こえる。

「10年前?」

「impact・side」

「ああ、「人柱の焔」の犠牲者」

空の色が変化する。

急な変化に言葉を失うが、原因は予想出来る。

「結界を突き破った?」

空の一部が破れる。

未知の空間と「現世」が繋がった?

「異次元の来訪者だね。

僕の結界を無効化する程の実力者」

「今のお前の結界は不完全だ。

気にするな」

彼女は察知魔法と攻撃魔法を同時に発動している。

同時に魔法を発動する。

俺には不可能な作業だ。

「別に・・・・・・・・」

イライラが携帯端末から伝わってくる。

魔王「グラン・シャウト」は暴れ回る。

命令に従い下級悪魔共を蹴散らし食い散らかす。

「エリア6は制圧出来たね。

次のエリアに移動!」

悪魔の数は確実に減っている。

増えて減っての繰り返したが徐々に減っている。

会話中に勝手にグラン・シャウトが悪魔を消したのだろう。別に人間に危害を与えない限り自由に俺は行動させる。呪縛の効力で人間は殺せないので自由を与えても不安もデメリットも残らない。

「遠隔で行動不可能なのが君の「使い魔」の弱点だよね。その弱点が逆にメリットだけど。」

「契約条件を更新した。

問題ない」

行動を制限された魔王 グラン・シャウトはその場で立ち止まる。指定した攻撃対象が沈黙、全滅を意味するが離れたエリアは悪魔と天使の反応が残っている。

離れた地点は重点的に援護射撃を頼んだが数が些か多過ぎるのか数は先程、携帯端末を確認した時と変わらない。褒めるべきかなと思いつつ、俺は走った。

敵の悪魔&天使の反応が増える状況で数を保った事実は非常に助かる。物力差では敵わない状況で敵が増える状況で彼女は敵を狙撃、敵の増援のブラマイを0にしてるんだ。2つの事を同時に出来ないとか言ってたが十分両立している。

「弾丸の残弾、残り五発が限界かな〜。

「魔弾」の調整は不完全、援護射撃はそろそろ終了だね」

「十分だ」

「ま、援護射撃が終わった分。

察知に集中出来るからね〜更新速度は通常速度に戻るよ」

「助かる」

グラン・シャウトは暴れる。

薙ぎ払う叩き潰す。悪魔、天使が視界は入れば無差別に襲う。低級悪魔、下級天使「天子」の数は異常だが雑兵レベルが束になっても魔王クラスには絶対に敵わない。アリと像の戦闘、一言で圧倒的なレベル差が理解出来る。

「数も結構、減ってる。

原因は掴めてないけど、撤退し始めたのかな?」

「魂を抜き取られた人間は?」

「被害者は・・・・奇跡・・・・・0人!」

驚いた表情が想像出来る位に驚いた声が聞こえる。

敵の目的が不明な状態で現世に出現したが怪我人、被害者、死者が出なかった奇跡的事態だ。

敵の目的は不明でも被害を被らず撃退出来たんだ充分過ぎる成果、現実味が薄くて信じられない。

「凄い成果だね。

今回は数が異常な程に多かったのに」

会話と共にキーボードを打つ音が聞こえる。

恐らく今回の戦果、被害報告を纏めてるんだろう。

「ああ、確かに」

「あれ?

あんまり喜んでない?」

俺の反応に彼女は疑問を抱いたの言う。

「嬉しくない・・・・訳じゃない。

ただ、」

「ただ?」

「明らかに・・・変だ」

普段の状況、何時も通りの展開で被害0被害者0人は喜ばしい数字だ。嬉しい嬉しい筈なのに全然、嬉しくない。逆に警戒している。周囲を結界内を現世を。

「心配症だね〜。

一応、結界内を探索するけど多分、何も見つからないと思うよ?」

「俺の感だ。

俺も結界内を隈なく搜索する」

「え?

アタシが張った結界だから、アタシが調べた方が効率良いよ?」

「お前は信用してる。

一応だ」

彼女の魔法は信用出来る。

だが、違和感が俺を動かせる。

「悪魔の発生率が一番高い場所は?」

「発生率?

結界内で一番は〜」

直後、爆発音が響いた。

結界を貫通した一撃が街に被害を与え、火災が発生する。一撃で結界を貫通?

結界は絶対防御「防壁魔法」だ。

外側、内側に絶対的な防御力を誇り俺が唯一信頼出来る不安を抱かない魔法なんだ。それを一撃で貫通?

「結界を・・・・貫通・・・・した?」

先程の空間現象、空間と空間が繋がる。

それで結界が破れるは当然、急に張っていた結界に乱れが生じ結界が不具合を起こす。

が、俺の目の前で起こったのは攻撃、魔法の一撃で貫通したんだ。

「アタシの・・・結界を一撃で・・・?」

途切れ途切れの声、結界は魔法の中でも最高の防御力を誇る魔法、しかも彼女の結界は「魔法使い」の中でも指折りだ。それを一撃で破られた。

「今は状況把握が先決だ!

君は再度結界を、俺は現地に向かう!」

光の塊は市街地方面に落下した。

天使?悪魔?異次元者?魔法の攻撃と断定出来る一撃は人間が密集した市街地を狙った一撃。

「被害報告を頼む!」

「被害・・・損害不明?」

「敵は悪魔か?天使か?

それとも異次元者か?」

「解んない・・・解んないよ」

回線が切れた。

優秀な奴程、メンタルに弱いって言うが実話なのか?

援護射撃不能、被害報告不能、敵の正体不明で状況は最悪だ。判るのは敵は魔王クラスの実力者、それ以上の敵と断定出来る。

召喚魔法は発動に回数制限が有る魔法、発動に代償した魔力の分、「魔物」は俺の命令を受け付ける。

適度に召喚魔法を発動する方式で適度に魔力を温存しながら発動すれば長期戦には向いている。

が、今回の「イレギュラー」は予想外の事態、召喚魔法は回数優先で連続発動した。

残りの限られた魔力で魔王「グラン・シャウト」を召喚しても勝機は薄い。敵の分類が明白で万全の状態なら勝ち目が見えてくるが状況が状況だ。

「端末言語検索!

最短ルート!」

「了解、検索します」

携帯端末言語認証で最短ルートを検索、一気に距離を詰める。

「検索結果、300m直進。

その後、右折」

運動に自身を抱く程、運動は得意じゃない。

でも、急がなきゃならない。

人命が掛かってる。助けるんだ人を人間を!

「召喚「グランシャウト」!」

回数が制限される召喚魔法を発動、一気に距離を縮めた。人間の脚力では到底不可能な脚力で目的地までジャンプ。

火の海に相応しい光景が広がっている。

家事が原因で目の前の光景が起きたと思う人間が居るなら狂ってる。人間が焼ける匂いが周囲に充満、普通の感性を持つ人間なら今頃、吐いてる。

異様な光景、地獄絵図を見ても・・俺は動じない。

その逆で落ち着く自分が俺の中に居る。

目の前の光景もに襲われている人間を見て、俺は笑ってる?

「遂に・・・手に入れた!」

人間の言葉で未確認は言った。

人間?に一瞬見えたが違う。

「お前が・・・元凶だな」

妙な気分だ。

「貴様を裁く」

俺の一言と同時に魔王は動いた。

拳に力と魔力を込めな何度も放った。

生存者が居るとか、被害を最小限に抑えるとか。

そんな考えは俺の頭の中から消えていた。

「魔王を従える・・・・「魔法使い」か?」

平然と未確認は立っていた。

魔王の攻撃を受けても・・・未確認は無傷で冷静だ。

そして俺は「些細な事に」気付く。

「その手に持ってるの物はなんだ?」

未確認の右手に持っている?

いや、腕が貫通してるな。

「「物」か。

同族を物と言うのか?」

「気分が最高に良いんでね」

魔王の攻撃が再開された。

魔王に相応しい一撃一撃が未確認を襲うが、全て弾かれる。未確認の魔法と推測するが言霊抜きの魔法発動か?魔法発動に必要な代償は魔力と言霊だ。

言葉に意味と魔力を込め魔法は完成する。

それを未確認は無視、言葉抜きで魔法を発動している。

「物語の「拡張権」を我が支柱に収めれば返す。

それ迄、待てぬか?」

「待てないね」

怒り狂った魔王の攻撃は止まない。

繰り返される魔王の一撃は地形を歪ませ地盤を揺るがす。それを防ぐ奴の魔法の正体はなんだ?

「繰り返された因縁、返すぞ」

そう言って未確認は貫いていた右手の人間を引き抜いた。

「素晴らしい。

私の求めていた「鍵」だ!」

引き抜いた物体は鍵の形状をした光る物体。

突如、未確認の胸元に鍵穴が出現した。

「私の物語の「拡張権」遂に次の物語の扉が開く」

未確認は胸元の鍵穴な鍵を差し込んだ。

同時に未確認は光に包まれ・・・時間が止まった。


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