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夏生詩集

さよなら季節

作者: 夏生

夏の悪あがき


の、ような日射しの中で


蜂が花の蜜に誘われて


一匹二匹と飛んできて


秋あかねとすれ違い


モンシロ蝶が舞い降りて



身体いっぱいに啼いていた


蝉はいつの間にか消えて


カラスのダミ声が際立った



さよならを言う準備はまだなのに


行ってしまう、夏の後ろ姿はみえるけど


追うには遠すぎて



夏と秋のハーフのような風が吹いてきた


なんだか、うれしい


なんだか、さみしい



秋色に染まるのは早くて


冬が秋を食らいつくすのは


もっと早くて



夏は遠い過去になっていく













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