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~玄~

大きな決断をした次の日、僕はさっそく楽器店にいた。


店員「いらっしゃいませ~」


店内に入った僕はややはや歩き気味に玄が売っている場所へいった。そこには、たくさんの玄が売ってあった。


卓也「すいません、玄がほしいんですけど…」


店員「だったら、これがオススメですよ」


その玄は千円ぐらいの玄だった。


卓也はその進められた玄を持って家に帰った。


しかし、大事なことにギターに関してなんの知識もなかった。


困り果てた時だった。


その時、家のインターホンがなった。


(ピンポーン)


卓也は階段を下り戸をあけた。そこには健がいた。


話を聞くと、健はたんに暇だったららしい。


さっそく健に玄のことを話した。


健「なるほどな…」


健「だったらいい方法があるよ」


次の日の昼休みに隣の教室につれていかれた。


健「よ!!篤」


そこには、たくさんの人だかりができていた。その中心部分にいる人こそ篤。


篤「どうしたの?健」


彼の名前は篤、大阪から東京に上京してきた。篤は回りからの信頼も高く、(スカイ)というバンドのギタリストだ。


健「こいつ、俺の親友のたくや」


卓也「ども…」


篤「よろしくな!!たくや」


健がことの一部始終を篤に話してくれた。


篤「そんなことなら御安いごようや」


健「ありがとう」


その日の放課後、篤と約束した通り篤の家にいった。


篤「いらっしゃいまし~」


健・卓也「おじゃまします」


さっそく、おんぼろのギターを篤に見せた。


篤は苦笑いをしたまま一言…



篤「これは大変そうやな…」


健「直りそうか?」


健が心配そうに聞くと…


篤「これなら3日後になおるよ」


そして、3日後……



再び篤の家にいった。


篤は嬉しそうに直ったギターを見せてくれた。


おんぼろのギターは新品同様に直っていた、薄くなっていた赤色は塗り直され、ひびの入ったところは補強されていて錆びた玄は新しい玄に変わっていた。


僕は心からお礼をいった。


卓也「ありがとう」


篤「なんだったら、ギター教えたるで」


そして、次の日から篤にギターを教えてもらいに週3日のペースで篤の家に通った。


練習するたびにまめができ、体がぼろぼろになっていった、しかしその分だんだんと上達していった。


そして、一ヶ月後……


僕はみちがえるようにギターをひけるようになった。


その日の夜…


ジャーン、ジャーン、ジャーン


部屋に広がるギターの音が体全体に広がる…


僕はここからが本番だ。


次のステップへ進むのだ!!













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