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後日譚

おじいさんのありがた~い おはなし。

 この騒動の後、この九段の門のあったところのそばの土地に結界が張られることとなった。友景の作った結界の呪符も役立つことになったのであった。

「でもさ、妖怪さんたち全然来られなくなるのって、なんかかわいそう。」

「せっかく仲良くなったのに」

「ダンスのレッスンしたいのになぁ。」


「いやいや、大丈夫、来年の夏もやってくるよ。」

 ど〇きつねたちの後ろから金ぴか将軍がわらっていた。

「将軍様ぁ。」

「穴は開け閉めできるように十兵衛に言っておいたからな。」




「ふーん、そんなことがあったんだ。」

「よひょう、ご飯!」

 ようやく夏の旅から帰ったよひょうは、この夏の出来事を金さんから聞いていた。

「それにしても十兵衛殿も思い切ったことをしましたね。」

「ああ、時々帰ってきているが、ずっと時空を旅しているらしい。」

「で、金さんの横にいる女の人は?」

「この人はプルートさん。100年後のおいらの恋人さ。」



 よひょうが家に戻ると、こんどは又八が訪ねてきた。

「おお、よひょう。帰ってきただか。」

「ああ、又八さん。なんかまたいろいろあったようだな。」

「これからも、あるだ。」

「まだ、事件は解決していないのか?」

「いや、将軍様がお祭りやるっていってるだ。」

「祭り?」

「又八さん、お祭りじゃなくって、祀りですよ。」

「ああ、さくらさん。どういうことですか。」

「今回、異界から現れた小式部さんが江戸じゅうの人気になって……。」

「それで町中が空前の小式部ちゃんブームになっちゃったわけ。」

「あなたは?」

「私は葛葉、小式部ちゃんのお友達の美少女式神よ。」

「自分で、美少女って、あの人たちと同じか。」

「あいつらは、何代も後の後輩。一緒にしないでほしいわ。」

「それで祀りって?」

「ここまで小式部さんのことが知られていなくて」

「本当に不思議よね。小式部ちゃんがやったことが全部別の話になってたの。」

「それで、今回のことがあって、みんなが小式部さんのことを調べ出して、今度は女神様。」

「盛大に神として祀るらしくて、ぶーさんたちも大忙し。」

「ぶーさんって?」

「酒呑童寺の支配人。ここで盛大に祀りライブやることになったのよ。」



 さて、九段坂の結界のそばでは、一軒の大きな屋敷が建設中だった。

 来年の夏に向けて、「お化け屋敷」を用意するらしい。

それから、江戸の町では妖怪たちはイヌが苦手だという話が広まり、自分の家に来てほしくない家では犬を大切に飼うようになった。次の五代目の将軍でこれで騒ぎになるが、まあそれは後の話。

謎の八代将軍は、わらってそう話した。



 めでたし めでたし


【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

温故知新、古きを温め新しきを知る。

って大事なことだぞ。

少し次章の前振りかな。


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