25本目の剣
「パーシー。モドリッドって知らないか?」
「知りませんが?」
アームドパルトが指を差す。
『この顔にピンっときたら110番』
町中のポスターに少女の自画像が堂々と張られていた。
「なにやら”こっかてんぷく”を企んでるとか、アーサーの寝首をかこうだとからしいんだが」
パーシバルは笑って見せた
「はははっ。アーサーの寝首をかける奴がいるのならば会ってみたいですね」
「そうだな。あの寝相の悪さに対抗できる奴はいないな」
「アームドパルト殿!国王がお呼びです!」
「新兵。国王のことは元王と呼ぶように。」
「ハッ!すみませんでした!」
”ガヘリス”は用が済むと去っていった
「YES。王よ、何ようだ?」
『うむ。アームドパルトか。実はな、アーサーの息子を名乗る輩がいるらしい。知らぬか?』
「存じ上げませぬが。」
『名をモドリッドというらしい。」
アームドパルとは驚いて見せた。
「手配書のあの?」
『知っておるのか?なら即刻つかまえて斬首に処せ。」
この時代において王の名を語るは死刑。と相場が決まっている。
「YES。王よ、すぐにでも賞金をかけて手配しよう。」
「我らが親はバケモノだ。」
ガへリスが言った。
25本目の剣。読了
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