とんかつおいしかったねの回
あっ。ご主人様だ。ぼくのことを探してるっぽいから腕を上げてわかりやすいように振っておく。
ちょっとしたらぼくに気付いたみたいでこっちに歩いてくる。ピースしてあげるか。
「お疲れ様です、ご主人様。これ残しておいたので食べていいですよ。そんなに冷たくもなってないと思います!」
「じゃあいただくか。『とんかつ』食べるのなんて久しぶりだな。」
「あれ?そうなんですか?割とおすすめのメニューらしいですよ。」
ウェイターさんに頼む時に『これおすすめだよ。』って言われたから多分おすすめだと思う。実際美味しかったしね。多いけど。
「確かに美味しいな。……普段はここで食事しないし、ギルド以外ではこういう料理はやってないからな。」
「え?!そうなんです?!大分美味しいから街中でもやってると思ってましたよ。」
「ギルドの食事は質がある程度いいけどそれ以上に高いからみたいなのは聞いたことがあるな。流石に伝統的なもののほうが安いしまぁまぁうまいし。」
「ほえ〜。びっくりです。」
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「あー、そうだ。明日俺用事あるし魔法習いに行ってきたらどう?」
ご主人様がもぐもぐ食べてるのを話しながら見てたらそんなことを言ってきた。
「ドルトさんのとこ行っていいってことです?!」
「行きたくないなら行かなくてもいいけど部屋で待ってる?」
「いや、全然行きます!習ってきますよ!」
「じゃあそういうことで。」
また強くなれるぜ!!!
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ご主人様も食べ終わったので食堂をでる。お金は頼む時に出したので無銭飲食じゃないよ!
「あ、残りのお金返しておきますね!そんなに高くなかったので結構残りました!」
銀貨三枚だったので金貨は全部返したし、銀貨も残った何枚かをちゃんと返した。偉すぎるなぼく。
そのあとはただ単に部屋に帰った。食堂を出た頃にはもう夜で街の明かりのほとんどが落ちていて何かすることもなかったのでそのまま最短距離で宿に着いた。
宿に着いたら歩いた疲れが出たのかすぐに眠りについてしまった。




