討伐完了!
さてさて、ご主人様の様子はっと。
あれ。何でだろう。上位種ゴブリンの首と身体がもう繋がってないように見えるんですけど。
え、ぼくが見張のために一瞬目を逸らした間に倒しちゃったってこと?強い強いとは思ってたけどそんなに強かったんだご主人様。
安全を確認したのかご主人様が手招きしてきたので近づく。
「お疲れ様です?」
「何で疑問系?」
「いや疲れてはなさそうだな〜、と思って。ところで、こいつ弱かったんですか?瞬殺されてましたけど。」
「ゴブリンにしては強い方だった感じだな。ボブゴブリンの二個上くらいの上位種だし。」
「じゃあ、結構まずい状況ではあったってことですか?」
「このまま放置しておけば帝都……あー、さっきまでいた街のことだけど……あそこは滅びないものの国の街のほとんどは滅びるくらいにはなってただろうな。10年単位の話で可能性も低い話ではあるけど。」
「結構なレベルでやばい話だったんだ……。今のうちにやれといてよかったですね。」
「まだこいつより強い奴がいる可能性があるから油断せずに洞窟の中見回りはするけど、ほんとによかったよ。」
「よーし。そうと決まったらとっとと見回っちゃいましょう!」
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結局洞窟の中を全て見回っても寝ているゴブリンしかいなかったので目についたやつは出来るだけ処理しておいた。
洞窟を出ると既に夕方になっていて夕焼けがとても綺麗に見える。
「あっ、もう木燃え尽きちゃってますよ。効果が切れてたら危なかったですね。」
途中から煙がなくなって視界がさらに良くなってたことには気づいてたから早めに出れたのはよかった。一瞬迷いかけたけど。洞窟の中ってどこも同じ様な色とか形してるから……。
あれ、でも待てよ。今から帰るってことは。
「もしかして、こんなに疲れてるのに街まで歩きます?」
「もちろん。」
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
もう足腰は限界だからこれ以上は歩きたくない!森に入るまでの道のりだけでも相当歩いたのに森の分も追加されるなんて。
「なので、おぶってください。おぶってくれないならぼく帰らないですよ!」
「おもちゃ欲しい子供じゃないんだからさ。」
あ、ちなみに帰りながら聞いた話ではデカゴブリンはゴブリンロードっていうボブゴブリンの進化種だったらしい。二段上じゃなかったんだ。




