2回目
ソロゴブリンをご主人様が引きつけてきてくれて、魔法を使うだけでいい感じにしてくれてる。30メートルくらい先ではご主人様がゴブリンの棍棒による攻撃を避けたり剣でガードしたりしながらぼくの魔法を撃てるようにしてくれてる。
火属性の魔法をイメージして、炎の球を出す。魔力操作をして、目をつぶって火球をイメージする。目を開けると燃えてる火の球が見える。
あっ。さっきもやってたように、火球を魔力操作と同じように操作してたら伸び切った糸が切れるようにプツンと操作できる感覚がなくなって、火球がピョーンと向こうのほうに飛んでっちゃった。
無操作状態の火球はゴブリンとご主人様の間を通り抜けて奥の方にある木に直撃した。その木はパチパチと音を立てて燃え始めた。これもしかしてやばい?
「…一日で2回も炎上騒ぎ起こせるのはもう才能だな。」
延焼してるのをみたご主人様がゴブリンを狩った後にぼくの方に来て失礼なことを言ってきた。
でも、間違ったことは言ってないからぼくとしては文句を言える立場にないことは理解してる。理解してるけども…... !
「とりあえず、水魔法で消化だけしといて。魔法使う注意点とか教えとくべきだったな先に。」
言い訳したそうな顔してたからかなんかめちゃくちゃ怒ってない...?
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生木だったおかげかほとんど延焼もしてなくてすぐに消化することができた。でも、ご主人様の怒りは消化できなかった。
ぼくは一時間にわたって、森の中で正座させられて魔法の使い方講座を受けさせられる羽目になってしまった。しくしく。




