外出!
ギルドから出て歩く。お腹がだいぶ膨れているので歩きづらいけど、ゆっくり歩いてるのでそんなにしんどくはない。
こっちの方は昨日も来なかったから初めて見るものが多いけど、少しだけ治安が悪い気がする。なんでだろ?
「なんかここらへん治安悪くないです?」
「基本的に城壁に近い街は治安が悪いぞ。戦争が起きたりモンスターが万が一入ってきたりした時のために金持ちとかは町の中心部に住むからな。」
はえ〜。よく考えてられてますね。
城壁に着いた。冒険者ギルドから大通りを十分位歩くとあった。城壁はずっと先の方まで続いており壮大さを感じる。高さも相当ありこれなら余程の怪物じゃない限り超えてくるモンスターはいないだろうな。多分30メートルくらいはありそう。
城壁から出ようとする人の列に並ぶ。二、三列あったけど一番人数の多いところに並ぶことになった。
「なんでわざわざ一番人が多いところに並んだんです?」
「身分とかによって並ぶとこが違うからだな。あの一番少ないところは貴族用。馬車とかが多いのは商人が関わってる商用。そんで、ここがそれ以外。市民とか冒険者とか用だな。」
確かに、貴族用のところには宝石じゃらじゃらさせてる人が多いな。あと胸くそ悪いけど奴隷っぽい人もいる。商人用のところには馬車とかにパンパンに荷物が積もってる。
ただ実際に早く進んだのはぼく達の並んでる列が早かった。貴族用のは流石に人も少なくて進むスピードも速かったから負けちゃったけど、商人用の列はほとんど進まなかった。ぼくが検問に入る直前に見た時にはめちゃくちゃ詳しく調べてる様子だったからそれでだと思う。
「身分証出して。」
検問所の兵士?の人に、検問所の詰所みたいなところから手だけを出されて身分証を要求される。5メートル✖️5メートルくらいの空間に詰所の人と強そうな鎧を着た人が二人待機してた。
ギルドカードはご主人様が持ってるので二人分をご主人様が差し出して待つ。
「冒険者と、奴隷か。……よし、通って良いぞ。」
鎧をつけた兵士さんが手で出る方向を教えてくれた。心なしか優しい顔してる気もする。ぼく優しい人好きですよ。
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城壁の内部にあった詰所を抜けて城壁の橋から出る。
目の前いっぱいに広がる草原と雲ひとつない青空に声を奪われる。




