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適性検査

受付嬢さんが受付台の下から箱を取り出してその箱の中に入っているものを取り出す。受付台に置かれたのは水晶球だった。


「エルフ種なのでまずは魔法の判断からしましょう。魔力を込めてもらったら判断できますよ。」


でも、ぼく魔力とかそういうの使えないだけどな。


「あー……。凪はまだ魔力の放出ができないので他の方法でお願いします。」


「えっ、そうなんですね。えっと、魔力込められないなら血でも大丈夫です。」


「えっと、これも唾液とかで大丈夫です?」


さっきのも大丈夫だったから多分いけると思う。


「すみません。これは血じゃないとダメなんですよ。」


なんでぇ?!さっきのはよかったのに?!


「魔力は血を使って全身に流れてるからな。……そもそも、血くらいで怖がるのか?男なんじゃないのか?」


ご主人様が説明してくれたあと小声で煽ってきたので、キッと睨んでおく。仕方ないじゃん!予防接種とかも苦手なタイプなのに!


「わかりました、ご主人様。でも、血出すのはご主人様がやってください。」


ぼくがやると指切断しちゃいそう。ご主人様の方に指を恐る恐る伸ばして、ナイフで薄皮一枚だけを切ってもらうことにした。




ご主人様の腕がいいのかぼくが強かったのか(多分後者!)のおかげであまり痛みを感じずに血がぷくっと出てきた。その血を垂らすと水晶球が弱い光を出し始める。


めっちゃ虹色なんだけどこれ大丈夫……?


「見たことないくらいいろんな色がありますね…!?」


なんと!やっぱりぼくにもチートがあったんだ!


「光の色が適性を持ってる属性を表していて光の強さが魔力量を表してる。そうですよね。」


「そうです。なので、うーん。これどうしましょう?」


ご主人様が確認して、受付嬢さんが答えてる。でも、なんか受付嬢さんが困惑してるんだけどどうしたんだろ。ぼくに才能ありすぎてかな!


「これだけの適正属性を持っておきながらここまで魔力が少ない人は珍しいんですよね……。」


?!

ま、まぁ魔力は訓練で伸ばせるし?

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