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ようこそ! カフェオンライン部へ!  作者: 石山 カイリ
プロローグ
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プロローグ

どもです! ノベリズムというサイトで公開していました本小説を移行しました♪

それに伴い、今日は第一章終了までをアップいたします。

あとは、更新分まに追い付くまで、毎日、夜10時に更新します♪

 とある私立女子高校の中にある、とある部。


  そこでは、日夜、女子校らしからぬ……。あるいは、男子の目がない女子校特有の声が聞こえて来ていた。

「行け行けー!」 「そこ! あー、惜しいっ!」

 等の歓声が飛び交う部室内。ケーキや紅茶、または軽食を片手に彼女達の目線の先には巨大モニターがある。


 その中ではゲームの対戦が行われていた。 しかし、それはただのゲーム実況モニターではなく、昨年発売されたばかりの次世代フルダイブ型ゲーム機の対戦を実況するモニターである。


 ここにいる女子達が全員生粋のゲーマーなのか。答えは否だ。

  では、ここにいる生徒達はなんでそんなに対戦に暑い歓声を送っているのか……。

 その答えは次の瞬間、モニター内から聞かされることになった。


  * * *


「椎菜! 今日こそあなたを倒して、一年間無料食事券を勝ち取ってやりますわよ!」


  そう言いながら縦横無尽をに移動し、翻弄させようとしているのは、銀色の鎧を来た白髪の壮年男性。

「悪いけど、キミには絶対負けるな。つて部長から命令を受けてるから、意地でも勝たせてもらうよ!」


 壮年男性の動きを眼で追い、素早く応じるのは、頭から犬耳の生えた赤髪の老婆だ。

 いずれも、口調がらしくないのは、結論から言ってしまうと、共にアバターで、その中身が女子学生であるからである。


 そして、両者の視界上部真ん中にあるのは、三桁の数字、【060】と表記されてある。その数字は一秒毎に一ずつ減少して行っている。

 すなわち、この三桁の数字は対戦格闘ゲームでお馴染みのタイムカウント。


 この三桁数字が【000】をになったらゲームは強制終了され、タイムカウントを隔ててある緑色のゲージ――俗に言う【HPバー】――の総量により勝敗が決まる。

  そして、これも古来の対戦ゲームと同じく、左側に自分の、右肩に相手にHPゲージが配置されている。


 因みに、その下段に小さく見える青色のゲージ――は俗に言う【SPバー】ではなく、このゲームでは、【MPバー】と呼ばれている――が配置されている。

 壮年騎士のHPゲージが残り五割を切っているのにも関わらず、犬耳の老婆――誰得だよ!! と突っ込みたくなる容姿の老婆――のゲージは、九割近く残っている。


  このままの常態でタイムカウントが終了し、総量勝負に持ち込めば、老婆の方が勝つのは誰もがわかることだ。

 しかし、それは現実味に欠けることも誰もが知っている事実である。

  現に、この闘いも次の瞬間には劇的な展開を迎え終わる。


 凄まじい速度で動く壮年男性が老婆の背後を取り、長剣を背中に振り下ろす。

「貰いましたわ!」

 刹那。

 赤色のエフェクトが産まれ、老婆のゲージが五割弱まで一気に減少させる。


 しかし、そのエフェクトが産まれた場所は老婆の背中ではなく、右手首からであった。

 それを視認した壮年男性は、悔しがりながら地団駄を踏む。

「惜しい! 背中に当たってたら耐久力がないそのキャラなら一気に全損させられたのにぃっ!!」


「やっぱり、自前のアバターじゃないから戦いにくいな――」

 老婆はそこまでを、モニターを見ているであろう生徒にも聞こえないボリュームにまで声を絞りながら言った。


 その後、元のボリュームに声を戻し苦笑。

「――キミは狙いが見え見えなんだよ。ウイークポイント(人体的弱点)だけを狙うんじゃなくて、ボクみたいにコツコツ……」

「もう、うるさい! チマチマ攻撃するより一撃でドーン! って削る方が効率いいじゃない!」


 感情的にものを言う壮年男性に対し、老婆は肩をすくめる。

「うん。素人的考え方だね。もっと、アバターの性質を見ないと……」

「うるさい! うるさい、うるさいですわ! 次は決めてやるんですから!!」


 声を荒げ、剣を構え直すも、次の瞬間、老婆から無情にも終わりを告げられる。

「残念。タイムアップだよ……」

 その言葉はタイムカウントによる終わりを知らせるものではない。


 現に、壮年男性の視界上部に見えるタイムカウントは【031】をとなっている。

 それを視認したその時、ある事を思い出し、

「し、しまっ……」

 と、眉間にしわを寄せ、再度、老婆を翻弄させた――ように見えたというべきであろう――あのとんでも動きを使い距離を取ろうとするも、それは出来なかった。


 その理由は青色のゲージが枯渇してあることを表す点滅減少が起きているからだ。

 ゲーマー……。いや、少し、ゲームをかじっている人なら分かるかも知れないが、なぜ青色のゲージが【MPバー】と呼ばれているのか。


 それは、魔法を使う為の残存量を可視化するゲージ。即ちマジックポイントを表すバーだからだ。

 そして、その魔法だが、各アバターで全く違う魔法を使うのもアバターを選ぶ際のポイントの一つである。


 壮年男性の魔法はご覧の通り、自身の速度を上げる魔法だ。

 そして老婆の魔法は……。

 タイムカウントが【030】になったと同時に、老婆の身体に変化が起き、この十秒もしない内に壮年男性のゲージは為す術もなく全損。


 ――フルダイブ型ゲーム機が開発されてから早一年。未だにMMORPGなるジャンルのゲームは発売されない……。

 と言うより、このように対戦出来るゲームはこのタイトルが初である。


 その事から爆発的ヒットを誇っている。

 また、各地で小規模な大会が開催されてることから、e-スポーツに早々と導入され、近々、世界大会が開かれると言う程の人気振り。

 そのタイトル名にはいささか不満の声は上がるも、それ以外のゲーム制、グラフィック、ゲームバランス等と全てにおいて好評化。


 また、最大の売りはオンラインゲームと、自由にアバターをカスタマイズ出来ること。

 そんなゲームの名は――

 《KAMAAGE》

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