12
101:ウスルアセット
順番に書くと
ナローシュ君の今の家に行く
↓
パレードの件で、お詫びの品として絨毯届ける
↓
人の目が無いことを確認して
玄関先で、クレオパトラよろしくメイちゃんを登場させる
↓
呆気にとられるナローシュ君
↓
転がり出るメイちゃん
↓
ナローシュ君の視線が俺に刺さるwww
↓
お構いなく、メイちゃんがナローシュ君の胸ぐらを掴んで
今すぐ自分を鑑定しろ、と脅す
↓
いきなりなことに戸惑うナローシュ君
ちょっと長くなるから、一旦切る
次空けといて
102:ウスルアセット
続き
さぁ、鑑定しろ
今すぐ鑑定して、約束思い出せと迫るメイちゃん
↓
ここに、ナローシュ君が助けた亜人奴隷ちゃん登場
↓
メイちゃんとは性質が正反対な、こう楚々としたお嬢様っぽい雰囲気の子だった
金髪碧眼で、背中には純白の翼があって
たぶん、鳥系の亜人なんだろうけど
お嬢様的雰囲気もあって、こう天使みたいだった
その子が、泣きながら辞めてくださいって止めに入る
↓
そこで、ようやくメイちゃんは手を離した
そして、ナローシュ君から軽く説明する
彼女のことを助けたこととか諸々の説明があった
↓
そしたら亜人ちゃんから、爆弾が投下される
↓
亜人ちゃん「私はナローシュさんの未来の妻です!!」
↓
メイちゃん驚く
(○Д○)(←ほんとにこんな顔してた)
↓
驚いて戸惑ったあまり、メイちゃん、ナローシュ君に
「お、おめでとうございます??」
なんて言ってたよ
↓
この間、あまりにも楽しすぎてニヤニヤが止まらないおっさんが約一名いたけど、誰も気にしなかった件!!
103:名無しの転移者
そりゃ、戸惑うよな
104:名無しの転移者
いきなりパレードを邪魔した子が、絨毯から現れたかと思ったら
胸ぐら掴んで、自分を鑑定しろとか言ってきたらな
そりゃ、戸惑うわ
105:名無しの転移者
どうでもいいが、アエリカさん止めもしなければ間に入ることも無かったのか、そうか(´・ω・`)
106:名無しの転移者
つーか、誰にも気にされてないの草
107:名無しの転移者
メイちゃん、一応お祝い伝えてるのか
すげぇな
108:名無しの転移者
恋愛感情が欠片もなかったからだろうな
【おめでとう】が言えたの
109:名無しの転移者
アエリカさん、使えねーなー
110:名無しの転移者
唐突にアエリカさんに襲いかかるdisりwww
111:ウスルアセット
頃合を見計らって、とにかく立ち話もなんだから家の中に入れてもらってもいい?
って俺が言ったんだよ
あとついでに、揺さぶりもかけた
112:名無しの転移者
揺さぶり??
113:ウスルアセット
そう、ナローシュ君にね
「君、勇者なんだよね? 選ばれた勇者。なら故郷のこと話せる?」
って聞いたんだ
114:名無しの転移者
故郷って、日本のことか?
115:ウスルアセット
もう1つ聞いた
「君の所持スキルに、【異世界交流】ってスキルがあると思うけど。それ、使えたことある?」
って
116:名無しの転移者
え、ここで所持スキルのこと聞いたん??
117:ウスルアセット
前者より後者の問に、ナローシュ君は顔色を変えた
使えなかったんだよ、彼
なんでそんなスキルがあるのかもわからなかったんだ
鑑定しようとしてみても、ダメだった
わからないスキルなら、別のスキルと統合することも考えた
でも、出来なかったらしい
やろうとしても、どうしてもその気になれなかったんだって
118:名無しの転移者
え、【異世界交流】スキルが使えなかった??
119:名無しの転移者
なんでだ??
120:111
使うには条件がある、とかか?
121:ウスルアセット
>>120
さすがゾロ目さんは察しが早くて助かる
そう、一部のスキルには発動条件があるんだ
主にレアスキルや固有スキルに、多い印象かな
【異世界交流】スキルはその一部のスキルに当てはまってたわけだ
122:名無しの転移者
え、じゃあ、その条件って??
123:まとめ班
携帯電話、でしょうか?
124:名無しの転移者
>>123
Σ(゜□゜)あっ!!
125:名無しの転移者
そ、そうか、携帯電話だ!
ナローシュ、ここに書き込むのにも携帯電話を使ってた
片っぽだけじゃダメなんだ
【異世界交流】スキルと携帯電話が揃わないと、スキルの効果は発動しないのか
126:ウスルアセット
その携帯電話、今誰が持ってると思う??
(・∀・)ニヤニヤ
127:名無しの転移者
うわぁ、アエリカさんめっちゃ楽しそう
128:名無しの転移者
そういえば誰が持ってるんだ??
129:ウスルアセット
ちなみに俺じゃないwww
130:名無しの転移者
ふむ
131:名無しの転移者
ということは
132:111
メイちゃんか
133:まとめ班
メイちゃんですか
134:ウスルアセット
大当たり
でも、それをいまのナローシュ君には伝えなかった
交渉ってのは、相手の知りたい情報を持ってこそ優位に立てるからね
135:ウスルアセット
家の中に入れてもらって、俺たちは本題に入った
亜人ちゃんは、あまりいい気分じゃなかったみたいだけどね
雑談も兼ねて、今のナローシュ君のことを色々聞いたよ
なにしろ、話題は事欠かなかった
なんで邪竜退治することになったのか、から始まって、そもそもどうして神聖帝国にいるのかってところにまで話題を持っていった
136:名無しの転移者
嘘だろ
137:名無しの転移者
なんでそんなコミュニケーション能力高いのアエリカさん
138:ウスルアセット
これでも、普段は先生をしてるからねぇ
雑談とか話題を広げるのとか、それなりにできるようになっちゃったんだよね
139:名無しの転移者
な、なるほど
140:ウスルアセット
亜人ちゃんの警戒を解くのも忘れてなかったからさ
そうやって空気を和ませてから、本題に入った
十分、情報は引き出せたからね
結論から言うなら、ナローシュ君が疑似人格なのは間違いないだろうと思われる
その上で、彼には記憶が無かった
神聖帝国で目覚めるまでの記憶がね
141:ウスルアセット
神聖帝国側がナローシュ君に説明したシナリオ、聞く?
142:名無しの転移者
聞きたい!!
143:名無しの転移者
だいたい想像つくけど聞きたい
144:まとめ班
聞きたいですねぇ
145:111
どんなストーリーだったんだ??
146:ウスルアセット
少し前に、神聖帝国が魔族とやりあった話あったでしょ
あの時に、補欠扱いだったらしいよナローシュ君www
で、その時に敵味方入れ乱れる攻撃に巻き込まれて、意識不明の重体になったらしいwww
その看病をしたのが、一緒に邪竜討伐したメンバーだったんだってさwww
記憶を無くしたのも、それが原因なんだってwww
147:名無しの転移者
嘘八百ってこういうこと言うんだろうな
148:ウスルアセット
もうね、メイちゃんの顔が段々無表情になっていってね
いやぁ、さすがにタチが悪すぎるなって思ったよ
149:ウスルアセット
廃人になったナローシュ君の介護を、他のスタッフと交代とはいえずっとやってたのはメイちゃんだ
なんなら下の世話も嫌な顔せずやってた
それどころか、部屋にいる時動画を見せたり話しかけたりしてたのはメイちゃんだった
ずっと、それをしてたのはメイちゃんだった
それを無かったことにされたらねぇ
150:名無しの転移者
嘘だろ
ここまでの介護してて、メイちゃんには一切恋愛感情ないのかよ
((;゜Д゜)ガクガクブルブル
151:ウスルアセット
さすがのメイちゃんも、表情が完全に無になってたよ
152:名無しの転移者
うっわぁ
153:名無しの転移者
これは、キツい
154:名無しの転移者
メイちゃんのこと思うと辛すぎる
155:111
それで、どうなったんだ??
156:ウスルアセット
静かに、メイちゃんが口を開いた
そして、ナローシュ君に聞いたんだ
「お兄さんは、ボクのこと、知らないんですね??」って
157:名無しの転移者
うっわぁうっわぁ(´;ω;`)
158:名無しの転移者
お兄さん呼びって、たしか初対面のときの呼び方じゃん
159:名無しの転移者
やめて、もうつらい(´TωT`)
160:ウスルアセット
ナローシュ君はこう答えた
「悪いけど、知らない。ごめんね」って
161:名無しの転移者
うあああ!!
ぶん殴りてぇ!!
ナローシュのことぶん殴りてぇ!!!!
162:ウスルアセット
ここで亜人ちゃんが、口を開いた
曰く
「これ以上ナローシュさんを困らせないでください」
163:名無しの転移者
これ以上、スレ民をイラつかせないでください
164:名無しの転移者
ぽっと出の小娘は黙ってろ
(<○>盆<○>)
165:ウスルアセット
さて、ここから性格の悪い大人の出番になるよ!
俺にはキツい姉ちゃんが居たから、言葉攻めは得意なんだ!!
(๑•̀ㅂ•́)و✧
166:ウスルアセット
俺「困らせる、ねえ?」
亜人ちゃん「はい!ナローシュさんは困ってます、だから」
俺は容赦しないよー
性格の悪い大人だからねー
俺「ナローシュ君は、失くした記憶には興味ないんだね?」
俺の言葉にナローシュ君が動揺する
知りたいはずだよ
なにしろ、俺たちは知らないはずのことを知ってる存在なんだから
俺は、さらに続けた
俺「【異世界交流】スキルを使えるようにはなりたくない??」
ナローシュ君、さらに動揺する
俺は、さらに畳み掛ける
俺「動画。ゲーム実況。無料一挙配信。今期のアニメ。新刊情報」
今までに無いほど、動揺するナローシュ君www
俺の単語に興味津々だったなぁwww
そんなナローシュ君の反応を見て、女の勘が働いたのか俺を睨んでくる亜人ちゃんwww
亜人ちゃん「なにをわけのわからないことを言ってるんですか!!」
俺「うん、そうだね。君からしたらわけのわからないことかもしれないね」
この時点でナローシュ君にとっては、その言葉そのものが魅力だったんだよねぇ
167:名無しの転移者
え、えげつねぇwww
168:名無しの転移者
アエリカさんの、亜人ちゃんへの牽制がwww
169:名無しの転移者
こう、お前の知らないナローシュ知ってんぞ感が、ヤバいwww
170:ウスルアセット
そして、メイちゃんも!!!( ゜д゜)ハッ!!!!として、俺の事を見てくる
俺「いやいや、たしかに今のナローシュ君にとっても、関係ないことだったね。ごめんごめん。
それじゃ、お暇しようか。ね?メイちゃん??」
俺と一緒に立ち上がるメイちゃん
ダメ押しで俺はこう言った
俺「あ、そうだ、ナローシュ君。今の君のことは、ちゃんと掲示板の住人達にも伝えておくよ」
その言葉に、釣られるように、立ち上がってこっちに手を伸ばしてくるナローシュ君
ナローシュ君「あ、ま、待って!!」
伸ばしてきた手は、メイちゃんと俺を掴んだわけだ
171:名無しの転移者
おっしゃああああ!!??
172:名無しの転移者
呼び止めるくらいには、二次元のことが残ってたわけか
173:名無しの転移者
メイちゃんのことは忘れてたのにwww
ナローシュもなかなかのクズかなwww
174:名無しの転移者
>>173
いや、そうでもないだろ
175:名無しの転移者
まさか、スレ民で反応するなんてな
176:ウスルアセット
彼の中で、忘れても残る存在になってたんだろうね
スレ民達は
177:名無しの転移者
(`;ω;´)ブワッ
178:名無しの転移者
ナローシュ(´;ω;`)
179:名無しの転移者
(゜Д゜)<死ね
って思って悪かった、ナローシュ
180:名無しの転移者
(´∀`凸)ってしてごめん、ナローシュ
181:名無しの転移者
ナローシュへの反感がwww
182:名無しの転移者
手のひら返しwww
183:ウスルアセット
これで、ナローシュ君をこちら側に引っ張り込むことに成功した
184:名無しの転移者
俺たちより、メイちゃんのこと覚えててほしかったよ
185:ウスルアセット
ようやく話をちゃんと聞く気になったナローシュ君に、改めてお願いした
メイちゃんを鑑定してごらん
そしたら、色々と分かるはずだよって
186:名無しの転移者
アエリカさんでも良かったんじゃ?
187:ウスルアセット
あー、ダメダメ
俺はナローシュ君と過ごした時間が短すぎる
一番は家族を鑑定させることなんだろうけど
異世界に来て、一緒に過ごした時間が長いのはメイちゃんだし
メイちゃんとナローシュ君の間には約束もあるからね
メイちゃんの次に掲示板を見せようとは思ってたけどさ
188:名無しの転移者
それでそれで?
189:名無しの転移者
ナローシュ、ちゃんと記憶戻ったん??
190:名無しの転移者
現地妻(予定の小娘)捨てて、メイちゃんのとこに戻ったんだよな?
191:名無しの転移者
(*・ω・*)wkwk
192:111
……なんか、嫌な予感するなぁ
193:ウスルアセット
それがねぇ
あと少しで上手くいく所だったんだけど
邪魔が入った
194:名無しの転移者
邪魔?
195:名無しの転移者
(*´・ω・)(・ω・`*)ん?
196:ウスルアセット
転移勇者達が、屋根突破って降ってきた
197:名無しの転移者
ふぁっ?!
198:ウスルアセット
どっかで邪魔入るだろうなぁ、とは思ってたけど
一番嫌なタイミングで邪魔が入ったわけ
199:名無しの転移者
ウッソだろお前
200:名無しの転移者
それでそれで??
どうなったの?
∧_∧
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ドキドキ
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ・∀・)ドキドキ
oノ∧つ⊂)
( ( -∀-)オモイ・・・
oノ∧つ⊂)
( ( ;∀;)ツ ツブレル・・・
∪( ∪ ∪
と__)__)




