地獄医師 ジェイソン田中
ここはとある病院の手術室。
命がそうあるために戦う場所。
今日も医師と患者という戦士が終わらない戦いに身を投じようとしている。
静かな手術室内。
一人の医師が手術台に横たわる患者にゆっくりと近づく。
その医師はがっちりとした、医師はそこまで鍛えなくてもいいんじゃないのというくらいがっちりした体格を、ぴちぴちの手術着で結構むりやりに包み、顔にはホッケーマスクをかぶって世間からの理解を拒絶するというスタイルの分際で患者を冷たい目で見下ろしている。
その背後から、音もなく近づく看護師がいた。
「田中先生、準備完了しました」
その看護師はがっちりとした、看護師はそこまで鍛えなくても以下略。
「わかった……これより盲腸の手術を始める」
「はい」
二人の言葉はこんな格好しておいて冷静にして冷徹、何が起ころうとも磐石の態勢で対処する、そんな印象を聞くものにあたえる声だった。こんな格好の癖に。
田中医師は看護師の方を見た。二人の目は病気と言う名の敵をこの手で倒すという決意の光を強く放つ。
田中は力強く最初の指示をだした。
「じゃあまずチェーンソー」
「はい」
看護師はこれでもかと血糊が付着したチェーンソーのエンジンを始動させて派手なぶるんぶるん音でがたがた振動田中パス受けてシュート。
「出血が止まらない!」




