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「君をずっと愛している」
「愛してます」
「愛してるよ」
「大好きだから」
今頃言ったって遅いのに、
君にはもう聞こえないのに、
惨めで小さな僕は
口をしょっぱくさせながら呟くのだ。
淋しい。
何が正しかった?
あの時手を掴んでおけばよかった?
ごめんねの一言を言えばよかった?
そうしたら君は隣で笑ってくれていたの?
僕は誰も愛する資格なんてなかったんだ。
ああ、一番愛した人も守れないのに
涙を流して悲しむことなんて!
元は自分が撒いた種なのに…。
なにを被害者ぶってるんだ。
馬鹿だなあ、僕も。
後悔するならやらなきゃいいのに。
そしたら君はここにいたのに。




