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隣に誰もいない朝はね
鳴り響く目覚ましを止める。
眠い目を擦って
「おはよ…」
シーンと静まり返る。
そっか、誰もいないんだ。
涙なんか知らないふりをして
重い体を起こす。
朝御飯を作らないと。
「おまたせ。」
また静まり返った。
椅子は一つ空いているのに、
机は無駄に広いのに、
そこに君はいないのに、
味噌汁は二杯分。
箸は二膳。
小さな茶碗も隣。
またやっちゃったなあ。
何してるんだろう。
今自分は一人じゃないか。
なんて馬鹿な僕。
「いただきます。」
朝は嫌いだ。
寝ぼけた君を思い出すから。




