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僕の罰は重すぎます
「たった一人を守りたかっただけなのに」
皆がすすり泣いている中、
僕はただ、そう思った。
ここから消えた光を
求めて飲み込まれる。
そんな気分。
似合わない黒い服を着て、
線香の煙に目を瞑って。
ああ、なんて惨めなんだろう。
ああ、なんて冷たいのだろう。
その時気がついた。
《神様、あなたは》
優しさを無視して
苛立った一時の感情をぶつけた。
そんな僕に罰を下したんですね。
《僕なんて》
彼女に会う価値もないのですね。
そんなことは知っています。
僕にとってのただ一人は、
彼女を縛り付けたものだったのですね。
守ると言う言葉は、
空の向こうに弾けたんですね。
でもせめて、
さよならだけは言わせてほしかったなあ。
神様も、本当に厳しいなあ。




