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プロローグ
そうそれは、
透明色で儚い、
シャボン玉のような恋でした。
シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
壊れて消えた
こんな歌を知っている?
夢を乗せるように
丸い透明に色を混ぜ、
青色の空に消える、
あのシャボン玉の歌だ。
自分は弾けて、
相手に夢を見せるだけ。
そんなシャボン玉が、
彼女のようだと思った。
もう会えない彼女の顔が、
浮かんで消えない。
きっとそれは僕に向けた罰。
どこからか飛んできた
シャボン玉を眺めるたびに、
胸が苦しいのだ。
シャボン玉に
恋色を閉じ込めたような、
君と僕の物語が終わるまで。




