タイトル未定※
「あのね・・・ソラがみたいの」
少女は小さな願いを呟いた
本当に小さく、誰もが享受できるモノを
まるで自分がそれを本当に望んでいいのかと怯えるように
ただ小さく呟いた
「あなたがおしえてくれたソラがみたいの」
「ソラってとてもあおいんでしょ?」
「どこまでも続いてるんでしょ?」
「きれいなんでしょ?」
彼女とは知り合ってまだ間もない。恐らく一週間にも満たないだろう。
だが、そんな彼女に出来るだけ自然に笑いかけながら、拳を握りしめ僕は誓った
彼女を自由にしようと
彼女を束縛するあらゆるものを
どんな手を使ってでも排除して
必ず自由にしようと
少女は小さな願いを呟いた
本当に小さく、誰もが享受できるモノを
まるで自分がそれを本当に望んでいいのかと怯えるように
ただ小さく呟いた
「あなたがおしえてくれたソラがみたいの」
「ソラってとてもあおいんでしょ?」
「どこまでも続いてるんでしょ?」
「きれいなんでしょ?」
彼女とは知り合ってまだ間もない。恐らく一週間にも満たないだろう。
だが、そんな彼女に出来るだけ自然に笑いかけながら、拳を握りしめ僕は誓った
彼女を自由にしようと
彼女を束縛するあらゆるものを
どんな手を使ってでも排除して
必ず自由にしようと
序章 時の名を持つ少女
2013/07/30 03:58