表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/312

 


 一つ目、二つ目、三つ目……。

「イヤ、」

 ホイヤーさんも村長さんもいるのにこんなところで、脱がされたら……。

「ふふふ、きれいな肌ね」

 するりと上着の隙間から、リーンの手が滑り込んでくる。

 さっき中途半端だったからか、体が熱い。


「アン」

 思わず声が漏れる。

 リーンの手は私の胸をやさしく包み込む。

 そう、レモンより優しく……って何考えてるのよ。

 しっかりしなくちゃ、私。


「ハアハア、やめ……て」

 かすれた声を絞り出す。必死に抵抗する私。

 このままじゃ……。


「待てよ、ほら。お前の目的はこっちだろ」

 レモンは宝玉を手に持って、リーンに差し出した。


「ほほう、ついにそろったかぇ」

 リーンが目を細める。

 五つ目の宝玉……最後の宝玉がリーンの手に渡ってしまう。


 リーンは満足そうに私から離れると、宝玉に手をのばす。


「おっと、まだだ。約束は果たした。えせ占い師とマイヤー、アイヤーの呪いを解いてもらおうか?」

 レモンは差し出した手をひっこめる。

 リーンの瞳の呪縛から解放された私は、すぐに上着のボタンを閉める。


「ふふふ、良いぞ」

 リーンはパチンと指を鳴らす。


「これで呪いは解けたぇ。さあその宝玉を渡してもらおう」

 レモンは、リーンの言う通り再び宝玉を差し出した。


 リーンは宝玉を受け取ると、満足そうにそれを眺めていた。


「さて、今夜私の友が来るぇ。お前たちにも扉まで案内をしてもらうぇ」

「ちょ、ちょっと待つにゃ。そんな話は聞いてにゃいにゃ」

「この宝玉が本物かどうか、扉が開くかどうかでわかるぇ」

「ぐっ」

 確かにリーンの言う通りだ。一度はだましたのだから警戒してもおかしくはない。それにしてもリーンの友ってやっぱり悪魔?


「今夜が楽しみだぇ」

 リーンは一瞬、いたずらな笑みを浮かべると、再びホイヤーさんに絡みついた。


 リーンが離れたというのに、私の体は火照っていた。 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ