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「何? よく聞こえないな?」
レモンは顔を近づけてきた。
「私は答えたにゃ、次はレモンの番だにゃ」
私は、真っ赤になりながらレモンに抗議した。
「オレにはこんな声が聞こえるぜ」
「はむ、んん~ん」
いきなりレモンが抱き着いてきたと思ったら、深いキスをしてきた。
びっくりして、レモンの胸を襲うとしたけどその腕を掴まれて逆に引っ張られる形となった私。
「んん~ん」
レモンの舌が私の舌と絡み合う。体の芯が熱くなっていくのがわかる。
声にならない声が、息継ぎのたびに漏れてしまう。
「レ……モン」
私もなんだか変な気分になってきた。
こんなところでこんなことしている場合じゃないのにって頭ではわかっているのに。
でも体が反応してしまう。
「ぷはっ」
深いキスの後、息継ぎをするように名いっぱい空気を吸い込んだ。
レモンの唇は、私の耳たぶを挟み込む。
ピクンっと体が反応してしまう。
レモンはそれを楽しむように、私の耳たぶをもてあそぶ。
「ヤン、レモン……あっ……」
思わず声が漏れる。レモンの唇は耳たぶを離れて首筋に軽いキスを落とす。
私は足に力が入らない。倒れないようにと自然にレモンの首に腕を回す。
レモンは首筋から胸元にキスを落とすと、レモンの手が私の服のボタンを外しだした。
「え? ちょっとレモン……」
そんないきなり、まだ心の準備が……。
レモンはゆっくりとボタンを外していく。一つ目、二つ目。
そのたびにレモンの唇は私の胸に迫っていく。
「アン、レモン……」
レモンの唇がキスをするたび、体がピクンと反応する。
上着のボタンが最後まで外される。
「ミカン……」
再び耳たぶをくわえるレモン。小さな声で私の名前を呼んだ。
そして、レモンの大きな手はあらわになった私の胸を、そっと包み込む。
「アン……ハン……」
思わず漏れる声、自分でも信じられない声が口をついて出る。
「「おっまったせ~」」
バタンと扉が勢いよく開かれた。
その音で瘴気を取り戻した私とレモン。
私は思わず上着で胸を隠す。
レモンは私を支えるために腰に手を回してくれた。




