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「三体の悪魔は村を襲った」

「どんな悪魔だったのかにゃ?」

「メデューサにサキュバス、そして見知らぬ狐のような悪魔だった」

「狐?」

「そうだ、私をはじめ工夫たちが武器をもって応戦したが、かなわなかった」

「村はどうなったにゃ?」

「悪魔たちは、工夫の命までは取らなかった。そしてメデューサ以外の二体はどこかへ消えてしまったのだ」

「消えた? どこに?」

 レモンが問う。

「わからない。忽然と姿を消したのだ」

「で、メデューサは?」

「近くの湖畔に城を構えた。そして生贄を要求してきたのだ」

「生贄? まさか、それがメリーヌさんかにゃ?」

「そうだ、私は反対したが工夫たちのほとんどはかなわない敵の言いなりになるしか村を守ることはできないと、生贄をささげることになった」

「メリーヌさんはそのまま生贄にされたにゃ?」

 そんなことを受け入れることはできないよ。


「村を守るためと、自ら生贄を買って出たのだ」

「それをみすみす見ていたのかよ!」

 レモンが吠えた。

「そんなわけないだろう。生贄にささげられたメリーヌを追って私はメデューサの城へと赴いたのだ」

「ジャック、あの時は本当にごめんなさい。私一人を逃がすために……」

 メリーヌさんはジャックさんにの肩にそっと抱きついた。

 その瞳には涙が浮かんでいた。


「メデューサが持ってた宝玉は、ジャックさんのものだったわけだ」

「そうだ、不覚にも呪いを受けて奪われてしまった」

「メデューサの目的は宝玉ではなかったにゃ」

「ついでみたいなもんだったんだな。しかしそうなると残り二体の動向が気になるな」

 レモンの言う通り、これで宝玉は五つそろってしまった。

 リーンは異界との扉を開くことができるようになる。


「とにかく、その宝玉オレたちに譲ってくれないか?」

 レモンは言った。


「恩人の願いとあらば、断る理由はない。な、メリーヌ」

「はい、ジャック」


 こうして五個目の宝玉を手に入れた。


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