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「我の洞窟じゃ。荷物は思いからのぉ」

 さも当たり前のように答えるリーン。


「ミーちゃん、そんなに妬かないの。ボクはミーちゃん一筋だよ」

「それは効きづてならぬな。我とあんなに激しくまぐ……モゴモゴ」

 ホイヤーさんはリーンの口を押えた。

 まぐ? ホイヤーさんと何かあったんだ。


「ホイヤー兄がいなかったら、今頃全滅してたかもしれないんだぜ」

「きゃっ」

 ついついホイヤーさんとリーンの間のことを考えていたら、マイヤーの手がスカートの中に入ってきていた。


「どういうことにゃ?」

「ホイヤー兄さんがリーンを説得したんだよ」

 アイヤーが後ろから抱き着いて、私の胸をもむ。


「ちょっと、なにするにゃ。どういう事にゃ?」

 私はアイヤーを引きはがした。


「とにかく目的は果たした。村に戻ろう」

 レモンが提案する。

「最後の宝玉の行方も分からないからな」

 そうだった、あと一つ宝玉が足らないんだった。


「心当たりはないのかにゃ?」

 リーンに尋ねる。


「あったら我が取りに行くぞえ」

 それもそうだ。リーンは相変わらずホイヤーさんから離れようとしない。

 そんなにホイヤーさんが気に入ったのかな?

 敵のくせになれなれしい。


「レモン。後、何日余裕があるにゃ?」

「明日の夜中までだ」

「明日? 絶望的じゃにゃい」

 このままじゃ、ホイヤーさんとマイヤー・アイヤーの命が危ない。

「リーン、呪いを解いてはくれないの?」

 ダメもとで言ってみた。


「うむ、そうじゃな考えてやってもよいぞ。その代りこやつは我がもらっていくがの」

 ホイヤーさんの耳たぶを甘噛みするリーン。


「そんなことできるわけないじゃにゃい」

 ホイヤーさんを犠牲にして、ホイヤーさんとマイヤー・アイヤーが生き延びる道なんて……。

 

「じゃぁりーん姉ちゃん、俺様たちと一緒に旅するか?」

 マイヤーはリーンのおしりをナデナデしながらとんでもないことを口走った。


「マイや……」

「ほほう、なかなか上手いではないか」

 リーンは気持ちよさそうに腰を振っている。

 

 悪魔に向かっていくマイヤーが、私は信じられなかった。



 

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