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ローザの指は執拗に私の体を撫でまわす。
マイヤーやアイヤーのように乱暴ではなく、あくまで包み込むように……じらすように私の体の上で縦横無尽にはい回る。
「あ、アン」
声を押し殺そうとしても勝手に口をついて出てしまう喘ぎ声。
自分でもびっくりするくらいの甘い声だ。
レモン、早く助けに来て。
このままじゃ私……。
ローザの目を見ないためには、目をつむるしかない。
しかし目をつむれば、ほかの感覚が研ぎ澄まされて……ローザの指に体が反応してしまう。
体をよじりながら何とかローザの攻めを躱そうとするも、手足が繋がれているためうまくいかない。
「ハァハァハァ……」
暑い吐息が漏れる。
いったい今どんな状態なんだろう?
上半身の服ははだけ、スカートはまくり上げられている。
とても人には見せられない。
そんな私の羞恥心を刺激するように、ローザの指は私の体をはい回る。
「シャァァ……」
不意に聞こえる人出はない声。風の音かとも思ったけど違うようだ。
粘液質の液体がとろりと双丘に垂れた。
生暖かい舌のようなものが、山頂をなめまわす。
「や、止め……」
「やめてほしいのか?」
意地悪っぽく言い放つローザ。
もちろんこんなことよくない。けど体がほてって耐えられないのも事実。
そんな時双丘の山頂に鋭い痛みが走った。
「痛っ」
しかし、すぐにそれが快楽へと変わっていくのがわかる。
「んん~……はぁはぁ」
もはやなす術がない。私はこのままローザのおもちゃにされるのか?
そんなことが脳裏をよぎった。
知らず知らずのうちに涙があふれ出してきた。
「レモン……」
相手がレモンだったらどんなにいいだろう。
こんなことになるんだったら、レモンにもっと素直になっていればよかった。
私はきっと、メリーヌさんのようになってしまうのかもしれない。
「アン、んん~……」
もはや喘ぎ声を止めるすべはなかった。
涙を流しながら体が感じるままに、声が漏れる。
じらされ、辱められ最後には生気を吸われてしまうのだろう。
悪魔と取引をしようとした自分が愚かだったと反省するが、時すでに遅し。
後はみんなの無事を祈るだけ。
「んん~……」
それさえも今の私には許されない状況だった。




