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「お姉ちゃん、元気!」

「姉ちゃんさびしかったろう!」

 アイヤーとマイヤーが飛びついてきた。

 あれから二時間、お昼にホイヤーさんたちが戻ってきたのだ。


「あ~ん、あたいのおっぱい。寂しかったよね」

「俺様のケツ大人しくしていたか」

「ちょ、ちょっと二人とも、アンどこ触っているにゃン」

 アイヤーは胸に顔をうずめて、マイヤーはスカートの上からおしりをナデナデ。

 

「こら、やめないか」

 ゴンゴン……マイヤーとアイヤーの頭にこぶができた。


「全く、ほかにすることないにょ?」

「「ない!」」

 マイヤーとアイヤーは声をそろえて言い切った。


「ところでえせ占い師、この後どうする? オレとしてはメデューサ退治に行きたいが」

「それについてなのだが、武器が仕上がったようなんだ。まずは取りに行こう」

 そういうとホイヤーさんは私の腰に手を回してきた。


「何するにゃ」

 私はするりとホイヤーさんの手をすり抜けると、レモンの背中に身を隠した。


「つれないな~、恥ずかしがることないのにミーちゃん」

 真顔で答えるホイヤーさんに一瞬ドキリと胸が鳴った。

 何今の? 

 何でホイヤーさん相手に、ドキッとする必要があるのよ。

 確かに顔は整っていてきれいだし、頭もいいし、体も……ってなん考えてるのよ私。


 私はレモン一筋なんだから。


 そんな見えない心の葛藤を、見透かしたようにホイヤーさんは口角を上げた。

 私の見間違い?



☆☆☆

 昼食を済ませた後、私たちは武器屋に向かった。

 仕上がった武器をもらうためだ。

 これで大幅な戦力アップになる。


「ところで、メデューサの居場所はわかっているのか? えせ占い師」

「ああ、わかっているさ。メデューサは夜行性だからな。コッケラーみたいな作戦は通用しないぞ」

「わかっている。 メデューサの目を見てはいけないんだったな?」

「うん、石にされちゃうからにゃ」

 今レモンが使っている鉄の盾より防御が劣るけど、銅鏡の盾を使って戦うしかないよ。


「よし、戻ったら特訓だな」

 ポンポンとレモンは私の頭に手を置いた。






 

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