3
「お姉ちゃん、元気!」
「姉ちゃんさびしかったろう!」
アイヤーとマイヤーが飛びついてきた。
あれから二時間、お昼にホイヤーさんたちが戻ってきたのだ。
「あ~ん、あたいのおっぱい。寂しかったよね」
「俺様のケツ大人しくしていたか」
「ちょ、ちょっと二人とも、アンどこ触っているにゃン」
アイヤーは胸に顔をうずめて、マイヤーはスカートの上からおしりをナデナデ。
「こら、やめないか」
ゴンゴン……マイヤーとアイヤーの頭にこぶができた。
「全く、ほかにすることないにょ?」
「「ない!」」
マイヤーとアイヤーは声をそろえて言い切った。
「ところでえせ占い師、この後どうする? オレとしてはメデューサ退治に行きたいが」
「それについてなのだが、武器が仕上がったようなんだ。まずは取りに行こう」
そういうとホイヤーさんは私の腰に手を回してきた。
「何するにゃ」
私はするりとホイヤーさんの手をすり抜けると、レモンの背中に身を隠した。
「つれないな~、恥ずかしがることないのにミーちゃん」
真顔で答えるホイヤーさんに一瞬ドキリと胸が鳴った。
何今の?
何でホイヤーさん相手に、ドキッとする必要があるのよ。
確かに顔は整っていてきれいだし、頭もいいし、体も……ってなん考えてるのよ私。
私はレモン一筋なんだから。
そんな見えない心の葛藤を、見透かしたようにホイヤーさんは口角を上げた。
私の見間違い?
☆☆☆
昼食を済ませた後、私たちは武器屋に向かった。
仕上がった武器をもらうためだ。
これで大幅な戦力アップになる。
「ところで、メデューサの居場所はわかっているのか? えせ占い師」
「ああ、わかっているさ。メデューサは夜行性だからな。コッケラーみたいな作戦は通用しないぞ」
「わかっている。 メデューサの目を見てはいけないんだったな?」
「うん、石にされちゃうからにゃ」
今レモンが使っている鉄の盾より防御が劣るけど、銅鏡の盾を使って戦うしかないよ。
「よし、戻ったら特訓だな」
ポンポンとレモンは私の頭に手を置いた。




