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「ホイヤーさんどうしよう」

「戦いはレモン君たちに任せるんだ。下手に動くと彼らが戦いに集中できない」

「うっ」

 確かにホイヤーさんの言う通り。

 レモンの傷も気になるけど、また同じことを繰り返すわけにはいかない。


「ボクたちにできることは、彼らを信じて作戦を成功させることさ」

 ホイヤーさんがウィンクをして見せる。

 なんだか、ほっとした。


「うん、そうだにゃ」

 ホイヤーさんの一言で、私の心に余裕が生まれた。


 そうよ、まだ戦いは始まったばかり。それにコッケラーを倒すのが目的じゃないんだし。

 私にも何かできないかな?


 頭をフル回転させる。


 コッケラーはまだ半身しか巣穴から出ていない。

 これでは、マイヤー・アイヤーも巣穴に入っていけない。


 ジリジリではあるけれど、コッケラーは理性を失い巣穴から出つつある。

 待つしかないのかな?


「フーリクスさん!」

 いつの間に崖に上ったのか? フーリクスさんが崖から飛び降りながらヤリをコッケラーの背中に突き立てた。

 

「くぇ~」

 これは効いたみたい。コッケラーは激しく暴れながら巣穴から出てきた。

 

「フーリクスさん!」

 ナイスです! でも、振り落とされないように必死にやりにつかまっている。

 このままじゃ……。


「マイヤー、アイヤー出番だ」

「OK、ホイヤー兄。行ってくるぜ」

 え? コッケラーは全身巣穴から出てきて暴れている。

 この隙にマイヤーとアイヤーが宝玉を探しに巣穴に向かっていった。


「フーリクスさん」

 ついにフーリクスさんのヤリが抜け、吹き飛ぶフーリクスさん。

 地面にたたきつけられる寸前、風に包まれてゆっくりと地面に降り立った。


「ホイヤーさん?」

 見ればホイヤーさんが精霊魔法を発動していた。

「ボクたちの仕事は援護だからね」

 ドキっとするようなホイヤーさんのウィンク。

 こんな時に、何ドキッとしてるのよ。私……。


 マイヤー、アイヤーに続いてホイヤーさんまで自分の仕事をこなしている。

 私は足を引っ張ることしかできないの?




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