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☆☆☆

 日の入り、作戦開始時間だ。

 私たちは荷物をもって、ランタンに火をともす。

 夜目が利くフーリクスさんと森に詳しいドリアンさんが先頭でコッケラーの巣に近づく。

 ランタンは私とホイヤーさんが持つことになった。


 いよいよ戦闘になるんだね。

 ドキドキと鼓動が早くなるのがわかる。


「いよいよだぞ、ランタンのシャッターを閉めてくれ」

 レモンの声だ。私はあわててシャッターを閉める。

 ランタンの明かりがなくなると、真っ暗になる。

 目が慣れるまで、しばらく時間をおいてコッケラーの巣に近づいた。


 後一00メートルくらいのところまで近づいたと思う。

 崖に空いている穴にすっぽりと体を収めたコッケラーが見えた。


 崖と言ってもそう高くはないし、突起物も多いから私でも上っていけると思う。


「ミーちゃんは上らなくていいからね」

 まるで私の心を読んだかのように、ホイヤーさんが言った。

「俺様たちで宝玉をとってくるぜ。な、アイヤー」

「うん、あたいたちに任せなさい」

 ない胸を張るアイヤー。頼もしいんだか頼りないんだか。


「危険すぎないかにゃ?」

 あの岩場なら私でも登れそうだし。


「ミーちゃんは貴重な戦力だからね。それに身軽なマイヤーとアイヤーならあんな崖大したことはない」

 ホイヤーさんの言うことも一理あるな。

「わかったにゃ。気を付けて行くにゃ」

「「任せなさい」」

 マイヤーとアイヤーは胸を張って答えた。


「準備はいいな、行くぞ!」

 レモンとフーリクスさんが飛び出した。


 ドリアンさんが拳くらいある石を、コッケラーに投げつけた。

 今回コッケラーを倒すのが目的じゃなくって、巣から引きななすのが目的。

 宝玉を探す時間稼ぎをする戦闘だ。


 石が当たったコッケラーは目をさまし、鋭いくちばしを開いてレモンたちを威嚇し始めた。


 フーリクスさんがヤリでコッケラーをつつく。

 コッケラーの胸に弾かれた。

 すかさずレモンがコッケラーに切りつける。

 コッケラーの翼に傷ができた。


 コッケラーは立ち上がり、鋭いくちばしでレモンに襲い掛かる。

 レモンは盾でそれをいなし、コッケラーから距離を置く。

 するとすかさずフーリクスさんがコッケラーに向かってヤリを突き出す。

 今度はコッケラーの胸に傷をつけることに成功した。



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