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☆☆☆

「コッケラーは鳥目だったな? ミカン」

「うん、鳥目だって書いてあったにゃ。それがどうかしたにゃ?」

 ポーチに薬草を詰め込みながら私は答えた。


「なら、襲撃は夜だな」

「え? 夜にゃ?」

 なんでなんで? 昼間の方が安全じゃないの?


「賢明な判断だね。レモン君」

 いつの間に、ホイヤーさん。


「どうして夜にゃの?」

 真っ暗で危険じゃない。


「相手は怪鳥。活動時間帯は昼間だろ? それなら夜中の方が襲撃には都合がいい」

「順当な判断だ。レモン君。さすがは戦士と言ったところかな」

 ホイヤーさんが私の肩に手をかけてきたので、するりとかわす。


「じゃ、夜の準備を整えにゃいと」

 せっかくお弁当まで用意してくれたのに。

 ギャリさんには申し訳ないな。


「準備ができ次第、出発しよう。コッケラーの様子も見ておきたいからな」

「あれ? 襲撃は夜じゃないのかにゃ?」

「襲撃は夜。それまでに奴のところになるべく近づいて日の入りを待つ」

「そして夜になったら襲撃……と」

 私の言葉にレモンが頷く。

 これならギャリさんのお弁当無駄にならずに済むね。


「じゃ、ボクはみんなに伝えに行ってくるよ」

「ななな、何するにゃ。ホイヤーさん」

 チュッとリップ音を響かせて、おでこにキスされた。


「挨拶だよ、挨拶。それとも唇の方がよかったかな?」

 ホイヤーさんは私のアゴを指でクイと持ち上げる。


「そ、そんなわけないにゃ」

 レモンならまだしも、ホイヤーさんになんて。

「も~、プンプン」

 両拳をアゴに当てて腰を振る。頬は膨らませて怒ったポーズ。


 ガバッとホイヤーさんに抱き着かれた。

「可愛い」

「こら、ミカンから離れろ!」

 レモンが私たちの間に割って入る。

 私はレモンの背中に隠れた。


「ハハハ、ミーちゃんは照れ屋だな」

「照れてにゃい!」

 嫌がってるの!

 どういう思考回路してるのよ、ホイヤーさんは。


 ホイヤーさんは笑いながら部屋を出て行った。


 





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