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☆☆☆
--朝食--
「「お代わり」」
マイヤーとアイヤーの元気な声がこだまする。
なんとなくこうしてみんなで食べる食事って久しぶりだな。
思わず顔がほころんでしまう。
「レモン、昨日一体にゃにがあったんにゃ?」
「村長の屋敷に行ったのは覚えているか?」
「うん、庭でバーベキューパーティしたにゃ?」
確かマイヤーとアイヤーに襲われている間に意識を失ったんだよね。
「ミカンが意識を失って、部屋に運んだあと戻ってみるとバニーガールたちとちちくりあってる村長たちがいたんだ」
ちちくりあってるって……。
お酒のせいかな? 村長さんかなり飲んでたしね。
「そしたらリーンが現れた。リーンの魔力で、村長たちはちちくりあってたんだ」
「そうなんだよ。サキュバスの魔力のせいなんだ。信じてくれよミーちゃん」
ゴン……私の胸に顔をうずめようとしたホイヤーさんをレモンは殴り飛ばした。
「リーンは何ていってたにゃ?」
部屋では、宝玉がどうのとか言ってたけど……。
私は断片的に残る記憶を探し出していた。
「リーンはあと六日で宝玉を持ってこいと言っていた。さもなくば三人の命はないと」
三人……ホイヤーさん、マイヤー、アイヤーの三人よね。
「そんなことをさせるわけにはいかにゃいにゃ。急ごうレモン」
私は立ち上がった。
「待てよミカン。まずはコッケラーを倒すことを優先したい。みんなはどうだ?」
レモンはみんなの顔を見回した。
「いいんじゃないか? メデューサ戦の前哨戦だろ?」
「ああ、そういうことになる」
ホイヤーさんの言葉に答えるレモン。
「おでも反対ない」
「コボコボ」
どうやら、ドリアンさんもフーリクスさんも賛成のようだ。
「マイヤーとアイヤーはどうするにゃ?」
レモンに聞くと。
「もちろん行くぜ! 新戦力もはいったからな」
「あたいも行くよ。戦力は多い方がいいからね」
二人とも行く気満々だ。
「よし決まりだな。全員でコッケラー討伐だ」
レモンの一言で、雄たけびを上げる。
私は、誰もケガ人が出ませんように、と心の中でそっと祈らずにはいられなかった。




