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 ……ベットに押し付けられて、布団で簀巻きにされてしまった。

 

 なんなの庫の待遇は?


「逃げるなよ。今はゆっくり休むんだ。いいなミカン」

 レモンは私のおでこに固く絞った濡れタオルをおいてくれた。


「レモンほどいてよ、大人しくしてるからにゃ」

「本当か?」

「約束するにゃ」

「わかった。じゃ、外すぞ」

 レモンは簀巻きにしていた布団をはずしてくれた。


 よし今だ!


 私は布団から抜け出すと、扉の方へ駈け出した。


「あ、こらミカン、大人しくする約束だろ」

「だって気ににゃるもん」

 扉を開ける。廊下を抜けて庭に出るとそこには目を疑う風景が広がっていた。


「にゃにしているんですにゃ!」

 何というか、村長さん、ホイヤーさん、マイヤー・アイヤーがバニーガールとその……いちゃいちゃしていた。


 バニーガールはほとんど裸だ。


「待てよミカン」

「どういうこと? これ?」


「ほほお、わが術にかからぬモノがいたのか?」

 空の上から声がした、知っている声。この声はリーン!


「ミカン危ない」

 レモンに抱きしめられて、屋敷の中に押し戻された。


「どうしてリーンがここにいるにゃ」

「顔見世だと、残り六日。ホイヤーの宝玉が偽物だと気が付いたみたいだ」

 レモンは私をお姫様抱っこをして屋敷の奥の部屋に私を連れていく。


「ホイヤーさんたちは?」

「今はそんなことを言っている場合じゃないだろ。大丈夫顔見世だけだと言っていた。すぐにいなくなるだろう」

 レモンと私はさっきの部屋に戻ってきた。


「助けなきゃ」

「今俺たちが言っても何もできない。それよりもこの部屋に結界を張ってくれ」

 レモンが扉の向こうを探るように、扉を少し開ける。


「そう怖がらずとも好い。宝玉さえ手に入れば問題ないのじゃ」

 え? うそ、何でこの部屋に。


「挨拶のつもりだったが、チト刺激が強すぎたようじゃな。あと六日必ず宝玉をもって扉の間に来るのじゃぞ。できなくば、今度はこのくらいでは済まないことを覚えておけ」

 リーンはそういうと私に黒い魔力を放って消えた。

 私は突然のことで、避けることができなかった。


「ん……体が熱い……」

 体の芯が熱くなり、着ているものをむしり取る。

 レモン……この疼きを助けて。


「レモン……」

「ミカンしっかりしろ。ミカン」

 私はレモンの鍛えられた上半身を、なめるような手つきで触る。

 指先から伝わるレモンの肌は心地いい。


 もっと、レモン……。

 私はレモンの首に腕を回しその唇をむさぼるように重ねた。


「ミカン、すまん」

「ぐ、」

 鈍い音とともにお腹に激痛が走る。

「レ……モン」

 そのまま私は意識を手放した。



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