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「そこまでにしろ、アイヤー」

 チュポンと私の胸から引きはがしてくれたのはレモンだ。


「あ~お兄ちゃんまた邪魔する」

 ぷく~っと膨れるアイヤーの顔は年相応で可愛い。


「これはオレのだと何度言えば分るんだ」

 ムニュ……レモンがはだけた私の胸をわしづかみにする。


「アン、レモン……もっと優しく……」

 顎に両拳を当てて腰をフリフリ。


「あ、す、すまん」

「いいよ、レモンにだったら。私……」

「ストープ。そこまで。ミーちゃんこんな野蛮な奴のそばにいたら危ない。ミーちゃんはボクと一緒に部屋に行こう」

 ホイヤーさんは私の手を取ると優しく引き上げてくれた。


「こら、勝手にミカンに手を出すな。それになんで部屋なんだよ」

「そうよ、私はレモンといるんアン、ちょっとんん~」

 マイヤーとアイヤーが取りついていた。

「アン、やめてにゃ……」

 お酒のせいかな? なんだかふわふわしてきた。


「ミカン、大丈夫か? おい、ミカン……」

 レモンの声がだんだん遠くに聞こえる。なんだか心地よい。


 そのまま私は意識を手放してしまった。


☆☆☆


「んん~」

 気が付いたら見慣れない天井が目に入った。


「あれ? ここどこ?」

「気が付いたかミカン」

「レモン、私どうして?」

 記憶をたどるも、よく覚えていない。

 たしか、みんなと話しているうちに意識が遠のいて……。


「疲れが出たんだろう、しばらく休んでいろ。ついててやるから」

 レモンは頭をかいた。レモンがこの仕草をするときは何かを隠しているときなんだよね。


「何があったの?」

「なにもないって、ミカンはゆっくり休んでいろ」

 ギシっとベットに腰を下ろすレモン。顔が近い。


「レモン何か隠してるでしょんん~……」

 レモンが私の顎に手をあてて、私の唇を自分のそれで塞いだ。


 長くも短くもあるレモンのキス。舌が絡まって息をするのも忘れるくらい。

 とろけちゃいそうだ。


「ぷは~。ん、もうレモンたら、困難でごまかせると思ってるにゃんん~」

 再び深いキス。今度はむさぼるように激しいキスだ。

 

 そのまま私はベットに押し倒されて……。


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