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 村長さんとホイヤーさんに事の顛末を話した。


「そんなことが……やっぱりボクも行けばよかったな」

 ホイヤーさんはアゴに手を当てた。


「ホイヤーさんが来ても同じ結果だと思うけどにゃ」

 結局あのトラップゾーンをなんとかしないと、宝玉にたどり着けない。

「いや、メリーヌを説得できるかもしれないからね」

「メリーヌ? だれだ、それ」

 レモンと私はきょとんとした顔をした。


「骨董品屋の女主人のことさ。昔は村一番の美人だったんだ」

 ホイヤーさんが昔を懐かしむように、遠い目をする。


「あの老婆がか? とてもそうは見えないな」

 レモンに同感、メリーヌさんには悪いけど美人とはかけ離れているよ。


「とにかくもう一度行ってみよう。ボクも行くから」

「ちっ、仕方ないな」


 こうして、ホイヤーさんを連れて骨董品屋に向かった。



☆☆☆

 --骨董品屋前--


 あの不気味な店の入り口は、まるで私たちの財布を狙っているように口を開けていた。


「本当に大丈夫にゃ?」

「まかせてよ」

 ホイヤーさんは自信満々だ。


「今回オレたちは見ているだけだからな」

 レモンは私を連れて一歩下がる。

 

「ああ、わかっている。メリーヌいるんだろ? 出ておいで」

 優しい声音で語りかけるホイヤーさん。


 それにしてもホイヤーさん、ずいぶん顔が広いんだね。


「け~けけけけけ。何ぞ用かいの?」

 出た~、音もなく薄闇の店内から現れた老婆。

 よくよく顔を見るけど、醜いシワが顔全体を覆っていて美人の面影はない。


「メリーヌ、久しぶりだね?」

「だれじゃ? お主?」

「ボクだよ、ホイヤーだよ。忘れたのかい?」

「ホイヤー? 知らないね。それより探し物なら店内で探すんじゃな。け~けけけけけ」

 全く相手にされてないよ、ホイヤーさん。

 やっぱりダンジョン攻略しなくちゃいけないの?


「ジャックのことまだ気にしているんだね?」

 ホイヤーさんの言葉に、メリーヌさんはピクリと反応した。


「お主にジャックの何がわかる?」

 怒っているのか、声のトーンが低い。






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