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「でも、私薬草ないと魔法使えない……」
激しい戦いに成るのはわかるから、それなりの準備が必要だもんね。
「前払いってことで、何とか成らないか? 村長」
うん、何とか成らないかな?
「村長さん、お願い、お願い」
両拳をアゴに当てて、腰をフリフリ……って、何してるの私!
「ぬお、可愛いじょ。確かにそなたらの言い分もわかる」
じゃあ……。
「薬草屋にはワシから言っておこう」
「やったな、ミカン」
「ありがとう」
両拳をアゴに当てて腰をフリフリ……あ~ん、無意識にしちゃうよ。
「ただし、条件があるじょ」
「条件?」
何だろ?
「ミカン殿」
え? 私?
「は、はい」
じょ、条件?
ゴクリと喉を鳴らす。
「以後にゃん語で話すことじゃ」
「にゃ、にゃん語?」
な、なんで?
「その服に何か足りないと思おて追ったのじゃ。言葉じゃった」
「わ、わかりました」
背に腹は代えられないもんね。
「にゃん語じゃというたじゃろ」
「わ、わかったにゃん」
両拳をアゴに当てて腰をフリフリ……あ~ん、恥ずかしい。
「「「可愛い」」」
この場のみんなが、顔を真っ赤にした。
こうして私たちは薬草を手に入れ、休息をとってから坑道に向かうことになった。
村長さん宅で準備をしていると、ホイヤーさんたちも同行すると言うことだ。
マイヤーの話が正しければ、ホイヤーさんは心強い味方になる。
けど、マイヤーとアイヤーも着いてくるって……悪いけど足手まといだよ。
「ねえ、マイヤーとアイヤー。ここで待っててくれるとうれしいにゃ」
やっぱり、非戦闘員はいない方がいいもんね。
「ふふふ、その二人を侮っちゃいけないよ。ミーちゃん。マイヤー、アイヤー見せてやれ」
な、何が始まるの?
「バイザード一号とう」
マイヤーが飛び出した。
「バイザード二号とう」
アイヤーはマイヤーの肩に乗った。
そしてフード付きのローブを頭からかぶる。
スッポリとローブをかぶった姿は、成人男性くらいの背丈がある……が、腕は短い。
いつの間にか、杖を持っていた。
あの杖魔力を感じる。




