表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/312

第三話 知られざる坑道 1

     1


 その後村長さんと世間話をして、場が和んだ。


 チラッとレモンの顔を見る。


 私の視線に気がついてコクリと頷くレモン。


「あ、あの……村長さん」


「何じゃ? ミカン殿」


 ニコニコ笑顔で問い返してきた。


 うん、大丈夫そうだ。


「実は私魔法使いなんです」


 突然のカミングアウト。

 魔法使いの社会的地位は低い。


 薬草やら怪しい儀式やらを行っている、悪魔的存在と思われているからだ。


 魔法使いに会うと不幸が起きるとさえ言われるほどだ。


「ほほう、珍しいの」


 しかし、毛嫌いする様子なく村長さんはそう言った。


「ええ? 姉ちゃん魔法使いなのか?」


 驚いたのはマイヤー、アイヤーコンビの方だった。


「でも、ホイヤー兄の方がすごいぜ」

「なんせ、精霊使いだもんね」


 精霊使い?


 そんなすごい人には見えないけど。 

 魔法使いと似て非なる精霊使いは、自然に宿る精霊と交信できる素質が必要で社会的地位は高いのだ。


 まさか、ホイヤーさんが精霊と交信できるなんて……。


「それでその魔法使いがどうかしたのか、ミカン殿」


「実は……」


 私は今までのいきさつを話した。

 

 魔法使いと似て非なる精霊使いは、自然に宿る精霊と交信できる素質が必要で社会的地位は高いのだ。


 まさか、ホイヤーさんが精霊と交信できるなんて……。


「それでその魔法使いがどうかしたのか、ミカン殿」


「実は……」


 私は今までのいきさつを話した。


「なるほどの、恋宿バカンスに荷物をの」


「はい、なので薬草を手に入れたいんです」


 今まで黙っていたレモンが言った。


「薬草を買う金が欲しい。何か仕事はないか?」


 村長さんは腕を組み考え出した。


「ないこともないじょ」


 え? どんな仕事?


「実はこのスマルの村は銀鉱山で成り立っておる」


「銀鉱山ですか……」


 すごい、こんな地下で銀が採れるんだ。


 

「そこには、コボルトの村があっての」


「コボルト? たしか銀を腐らせるという妖魔ですね」


 真偽のほどはわからないけど、そう言う噂があったはず。


「おお、知っておったか。お互い不可侵を暗黙の了解としておったんじゃが……」


 村長さんの声のトーンが下がった。


「攻めてきた……と?」


 レモンが推し量るように、問うた。


「いかにも、銀の採掘坑道で坑夫を襲い銀を採れなくしておるのじゃ」


「それを、オレたちに退治してくれと?」


「うむ、そう言うことじゃ」


 コボルトはそんなに強い相手じゃないけど、村があるんじゃかずが多いよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ