表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/312

 


「レモン、ここは何処?」


 マントにくるまってレモンに聞いた。


 調教された部屋でないことは確かだ。


「あの氷の街の地下さ。あの服屋の試着室は恋宿屋の女性を集める罠だったんだ」


「恋宿? なにそれ」


 メイド長の調教ぶりから、何となく想像できるけど。


「まだミカンには早いな。そのうちオレが教えてやるよ」


「レモン……」

 なんかレモンだけ知ってるのズルい。


「で、ここはその隣村の村長の家だ」


「隣村? ずいぶん広い地下なんだね」


 村が二つもあるなんて。


「それよりも、ミカンの服を調達しないとな。いつまでもそんな格好させられない」


 改めてみるとマントの下は、フリル付きパンツしか履いてない。


 これでは恥女じゃない。


「私の荷物に替えの服があったはず」


 荷物は?


「ミカンの荷物はない。何処にあるかわからなかった」


「え~、じゃこのまま? それは困る困る~」


 また無意識のうちに、あの動作が……。

パサっとマントが落ちる。


「可愛い」

「あ、んん~」


 気がつけばレモンの腕の中、しかもキスされてる?


「んん~」

 トロケそう。全身の力が抜けて、レモンに身を預ける。


 「ぷは、んん~」


 唇が放れた時に息継ぎをしたら、今度はなま暖かいモノが私の口の中に入ってきた。


 か~っと体の芯が熱くなる。


 私も腕をレモンの首に回して……もっと、もっと深く。


 レモン、大好き。


「あ~、ボクのミーちゃんになにしてるんだよ。放れろレモン君」


 ホイヤーさんが割り込んできた。


 引き剥がされた私は素早くマントにくるまる。


 何だろう、この感覚。体の芯が熱いよ。まるでもっとレモンを求めているみたい。


「ミーちゃんの服の手配が出来た。今から服屋にいくぞ」


 ホイヤーさんがクルリと振り返る。


 目があった。


「でも、その前にん~」


 ホイヤーさんの顔が近づいてきた。


「いや~」


ゴン


「ミカンはオレのだ。行くぞ」


 ホイヤーさんの頭にコブを作ると、私の腰に手を添えた。



 私はマントにフリル付きパンツと言う格好で外に出た。


 あ~ん、露出狂じゃないよ~。


 しっかりマントを握りしめた。


 私はレモンの影に隠れるようについて行く。


 顔が真っ赤になっているのが自分でもわかる。


 端から見れば怪しいだろうな。


 そんなことを考えていたら、前を歩いていたレモンにぶつかった。


「ぶっ、痛~。レモン止まるなら止まるって言ってよ」


 鼻をさすりたいけど、そんなことをしたらマントの中が見えてしまう。


 ぐっと我慢した。


「ついたぜ」


 扉を開けてくれるレモン。


 カランカランとベルが鳴る。


 あれ? どこかで同じことがあったような……? まあいいか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ