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「さあ、まずは甘い声で囁くザマス『ご主人様』と。ハアハア」
ハアハア、え? そんなこと出来ないよ。
「で、できません」
キッっとメイド長さんを睨んだ。
「言うザマス。ホラ、ハアハア」
鳥の羽のようなモノがおへそのあたりから山頂めがけて、優しくなで上げる。
「ヤ~ン。た、助けて……」
レモン!
「ホラ、早く言うザマス」
山頂で羽の動きが激しくなる。
「んん~……」
絶対言うもんか!
レモンが必ず助けに来てくれるんだから!
「なかなか強情ザマスね。しかし、今まで九九人を調教してきた私ザマス。
記念すべき一〇〇人目、必ず調教するザマス」
調教って言った。
教育じゃないんだ。
レモン……早く来てよ!
「さぁ『ご主人様』と言うザマス」
ビリビリ……。
「キャ~、助けてレモン」
もう私を覆っている布はフリルの下着だけ。
「ハアハア、ほうら」
鳥の羽が体中を這い回る。
「ヤン、アン、んん~……」
体をくねらせながら、必死に耐える。
「そうザマス。その動きザマス」
必死の抵抗が、調教なんて……。
☆☆☆
体感時間で一時間が経過した。
「ハアハア、動きと甘い声は完璧ザマス。ハアハア」
「ア~ン、許して~」
腰をフリフリ。
ダメー、壊れちゃう。体が敏感に成っているよ。
「ハアハア、ロープを解くザマス」
手足を拘束していたロープが解かれる。
「さあ、こっちに来るザマス」
ベットから降ろされる。
でも足に力が入らない。
「さぁ、立つザマス」
「ア~ン、止めて~」
鳥の羽が背中をなでる。
なんとか、立ち上がると目の前の壁は一面が高級な鏡張りになっていた。
「これって~」
甘ったるい声が喉からあふれる。
「両手を拳にして、アゴに当てるザマス」
いちいち鳥の羽が背中をなで上げる。
「こう?」
素直に従った方が楽かな?
「そうザマス。そして腰を振るザマス」
レモン……もう、会えないのかな?
つ~っと涙がこぼれ落ちる。
「その動作で『ご主人様』と言うザマス」
レモン……ごめんね。
「ご……」




