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魔王の杖に転生したけど、持ち主が思春期こじらせ女子だった件  作者: AI子
第1章 魔王就任と初期不良発覚

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第15話 王国、ついに“猫対策の最終兵器”を作ろうとする

 対猫特殊部隊が魔王城から撤退した翌日。

 王国の作戦会議室は、異様な熱気に包まれていた。


「……報告をまとめる」


 司令官が深刻な顔で言った。


「魔王軍は猫に支配されている。

 魔法は猫に吸い寄せられ、

 結界は猫の鳴き声で揺れ、

 魔王軍は猫に跪き、

 魔王は猫を守るために身を投げ出す……」


(いや全部誤解だよ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」


 もちろん、王国には聞こえない。



「……つまり、魔王軍の真の支配者は——」


「「「猫!!」」」


(いや違うって!!)


 司令官は拳を握りしめた。


「このままでは……王国は猫に征服される……!」


(いやならないよ!!)



「よし、猫に対抗するための“最終兵器”を作る!」


「「「おお……!」」」


 参謀たちが次々と案を出し始めた。


参謀A

「猫の天敵といえば……犬です!

 “対猫犬部隊”を編成しましょう!」


(いや犬を巻き込むなよ)


参謀B

「猫はレーザーポインターに弱いと聞きます。

 巨大レーザー照射装置を——」


(いや遊んでるだけだろ)


参謀C

「猫は丸いものに入りたがる習性があります。

 巨大な“箱”を作り、誘い込んで捕獲するのはどうでしょう?」


(いやそれただの段ボールだよ!!)


参謀D

「猫は高いところが好きです。

 王国の塔をすべて“猫用の罠”に改造すれば——」


(いや王国の景観どうなるんだよ)



 議論が白熱した末、司令官が立ち上がった。


「よし、決まった!」


「「「おお……!」」」


「王国は——

 **“巨大自動猫じゃらし兵器”を開発する!!**」


(いや何やってんだよぉぉぉぉ!!)


 参謀たちは真剣な顔で頷いた。


「猫の注意を引きつけ、魔王軍の指揮系統を混乱させる……!」


「なんという戦略……!」


「これなら……猫に勝てる……!」


(いや勝つ気なのかよ!!)



「闇猫様〜! こちらに新しいベッドをご用意しました〜!」


「闇猫様〜! 肉球クリームを改良しました〜!」


「闇猫様〜! 闇のカリカリ“極・改”をご用意しました〜!」


「やめろぉぉぉぉぉぉぉ!!」


 ヴァルナが猫を抱えて逃げ回っていた。


(いや王国より魔王軍の方がよっぽど危険だよ)


 宝玉が光る。


「ひゃああああああああああ!!」



「巨大自動猫じゃらし兵器の開発を急げ!」


「はっ!」


「猫の動きを研究しろ!」


「はっ!」


「猫の心理を分析しろ!」


「はっ!」


(いや何やってんだよ本当に!!)


 こうして、王国は“猫対策の最終兵器”の開発に本気で乗り出した。

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