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8日

作者: 芋姫

「え?なんでいるの??」


突如、目の前に現れた想い人に困惑する私。


「いや、実は・・・。」


相手は頭を掻きながらぼそぼそと語し始めた。


******************************


***************


「淋しくないんですか?」


仕事中、話しかけられたので振り返ると部下のひとりが立っていた。


なんのことか、と聞き返そうとした同時に空がゴロゴロと鳴り始めたので、”ああ、そういうことね。”

と察した私は笑いながら答えた。


「そのことなら大丈夫。さっき会ったから。」


「え!?」 部下は目を丸くした。「・・だって、今日は8日ですよ!」


「うん。」 まあ、そうなんだが。



近年、七夕は毎年と言ってもいいほど天気が悪く、織姫と彦星は逢えずにいてばかりであった。


真面目に働くようになったのにこれではあんまりだ、という事で「年に1度」というなら、二人はいつでも逢える事になったのであった。






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