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戦士の意地

ご一読ください!!ブックマーク、評価してくれると嬉しいです!!

大変励みにもなります!!



そして俺は、部屋に置いた魔剣をとって外に出る。

実験体(アルマトロニクス)というのはどれぐらいの強さなのかは正直俺は知らないがおそらく最低でもプラチナ級レベルの実力の持ち主だろうとは思っている、もしも、坂本を病院送りにした奴がここにきても、絶対に俺は動じない。

俺はシルバーだが、それは前の話だ、今は違うかもしれない。

覚悟は決まっている。家族を守るためなら、命を賭けてもいいぐらいにはな。

何より、まひるの兄貴の態度が気に食わん。次あったら、絶対にボコボコにしてやる。


まだ、誰もいない。もう外も真っ暗だ、人の気配もないが俺は魔剣の鞘を外す。

俺は魔剣を構える。少し、気が魔剣に吸われている。


お母さん「何してんのよ」


俺「母さん、いまは集中してるんだ。家に入ってくれないか?」


お母さん「そう」


ガチャ


俺眉間に皺を寄せて、辺りを見渡す。何かがおかしい、このぐらいの時間にはいつも仕事疲れのサラリーマンが何人かが通るはずだ。というか今何時だ?腕時計をみると腕時計は、午後5時の方を指していた。

今は冬の季節じゃないぞ、この時間でこんなに暗いなんて、やっぱりおかしい。この違和感はなんなんだ?

ちょっと待ってくれ!! お母さんがドアを閉める音が聞こえたが、開ける音は聞こえなかった。もしかして!?


俺は玄関のドアを開けようとした、開かない!!!! 閉められた!! 奴はもうすでにきていたのか!!!


ガシャーン!!!!!!


「きゃあああああああああああああ!!!!! みさきさん!!!!!!!」


シュンの声だ!!!!


俺「クッソ遅れたか!! 裏口から入るか!!」


上の階からは

俺は裏口から入り急いでシュンがいる部屋にきた。俺はシュンの部屋開けた。

バタン

ドアにもたれていた何かが、倒れた。


俺は言葉を失った。


倒れていたのは、血だらけのみさきさんだった。


俺「みさきさん!!!!! 大丈夫ですか?!??! みさきさん!!!!! みさきさん!!!!!」


返事がない。


俺「みさきさん!!!」


みさきさんがかすかに目を開いて、今にも死にそうな声で喋り出した。


みさき「シュ...シュンちゃん、が.....液体のひと....型バケ......に....つれて..........」


俺「分かりました。もう、喋らずにしてください。今から4流治癒スキルをかけます!!!!!」


俺は初めて流を使う、仲間のためなら、なんでもしてやる!! 俺がどうなってもいい!!!

俺はみさきさんに両手を置き4流治癒スキルを使った。なんとか、みさきさんの血は少し止まった。


みさき「はぁ...はぁ...はぁ...はぁ」


俺「大丈夫ですか?!」


みさき「私の..!! 私のことより!!! シュンちゃんを持っていったあいつらを追いかけて!!!!!

 はやく!!」


俺「は、はい!!!!!」


俺はそう言われ、窓から飛び出して、急いで走り出した。全速力で走る、まひるさんの家の方向に。


俺「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


俺は今までにないくらい全速力で走った。家族が、みさきさんが、今ここで危険に晒されているからだ。誰だってそうするだろう。


走っていると奥に一人の男が女性を抱えて走っているのが見えた。抱えられている人、あれはシュンだ!!!!!!


俺は剣を構えながら走るスピードを上げた。


シュン「お兄ちゃん!!!!!」


俺「シューーーン!!!!!!」


???「なにぃ?! もうきやがったぁ!? ならこれはドウだぁ!??!」


ブチブチブチブチ!!!!


男はひきちげるように3つに分かれた。間違いない、あれはまひるさんがいってた実験体(アルマトロニクス)だ。


名前はわからないが、絶対に逃がさない。


別れた二つの個体は俺を足止めしようと両手を鋭くして俺に向けて振ってきた!!


ブン!!!!


カキーン!!!


俺「ぐぅぅぅ、うぉおおおおりゃぁああああ!!!!!!!!!!」


別れた個体A「な、なんだこいt...ぐはぁ!!!!」


ザシュ!!!


俺は1個体剣で横に真っ二つにして、走っていった個体を追いかける。


個体b「あ、おい!!! まてや!!!」


俺はもう1個体を無視して、走っていった個体を追いかける。


俺「まてやごらぁ!!!!!」


スピードを、上げる、上げる、上げてやる!!!


個体c「なニィ?!」


あと数メートル、お前に近づいて、シュンを奪い返す!! 絶対に逃がさない。


俺は剣が当たるところまで近づき、剣を走る個体の耳がある辺りに振った。当たった。


ヌチャァ


その個体の頭が、スライムのように溶けて、剣がすり抜けた。

絶対に逃がさない。俺は咄嗟の判断でシュンを掴んで、シュンをスライムのような奴から引き剥がした。


シュン「お兄ちゃん!危ない!!」


シュンがそういった瞬間後ろから俺の右腕が刺され、縦に切られた。

俺の右腕は真っ二つに別れた。中指と薬指の間が開くまで切られたようだ。


俺「うぐ、ぐはぁ!!」


ぷよぷよぷよぷよん! にょろろろろん!


3つの個体が1つに戻った。


俺「シュン、俺の後ろに下がれ! 俺が絶対に守ってやる!!!!!」


シュン「わかった! お兄ちゃん!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私にできることはないかな、あ!そういえば!携帯電話!!


私はメールを開き、坂本さんにメールをした。


「坂本さん!! いますぐ来てください!!! 位置情報おくりました!!!」


すぐに既読がつき返信が返ってきた


「了解、武器を持っていってすぐ行く。」


よし、なんとか援護してくれる人はよんだ。


私も攻撃しないと!!


5流召喚魔法で杖を取り出した。

この技はさっき、お兄ちゃんが帰ってくる前に、お兄ちゃんの部屋に置いてあった流の種類や使い方がのってある本があって。この本の内容を全て覚えてお兄ちゃんをびっくりさせようとしてたんだけど。

こんなところで役に立つ時がくるなんて!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺はシュンを守りながら、剣を構えた。俺の剣はまた、気を吸い始め、気を纏いはじめた。


スライムゼリージョー「私たちの名前ハ、スライムゼリージョーだぁ。ひぃろぉ様の成功作品であるぞぉ」


俺「お前らの名前なんかどうでもいいんだよ!! よくもみさきさんを傷つけ、シュンをさらおうとしやがって!! 絶対にゆるさねぇ!!」


スライムゼリージョー「んー、困ったァナァ、コイツラは殺すなと言われているんだガ」


スライムゼリージョー「男のホウは、モウいいか」


シュン「そうはさせませんよ!」


シュン「四流魔法! ファイアーフィスト!!!!!」


そんな魔法いつ覚えたのか知らないが、というか、いつから杖なんか持ってたんだ?さっきまでなかったよな。


スライムゼリージョー「アツイ!!! 体が熱い!!!! こうなったら!! シカたがない! あれをするシカ!」


ヌメヌメヌメヌメヌメヌメ


まさかこいつら! 奥義をだそうとしているのか?! 


俺「シュン! 今すぐ魔法をかけろ!!! まずいことになる!!!」


シュン「わかった!!! 三流魔法!! フィアバリア!!!!!!」


俺たちの周りに球体型のバリアが生成された。


ブオオオオオオオオオオ!!!!!


スライムゼリージョーの体が赤くなり、湯気がでている。 


じゅわああああああ


道路が溶けている、まるで今のこいつは、マグマだ。


スライムゼリージョー「残念だったな。この状態になったらお前はもうこのわたしを倒すことができない。いまのわたしは正真正銘の最強だ!!! 触れることさえ許されない!!! ふはははははははは!!!!」


シュンの魔法がなかったら、今ごろ溶けて俺は死んでいただろう。


スライムゼリージョー「このバリアも時期に溶けるぞぉ!!」


ぽた、ぽた。


あまり時間がない、どうすればここから切り抜けるか。どうしようかと思っていると、誰かがきた。


「待たせたな!」


この声は、坂本さん?!!!!


俺「坂本さん?!!! どうしてここに!?」


坂本「シュンにメールで呼ばれたんだ。案の定きてみればこんなことになってやがった」


スライムゼリージョー「おやおや、お前はこの前のヤンキークんじゃぁないか!」


坂本「てめぇ!!! この前はよくもやってくれたな!!」


スライムゼリージョー「あれれ? お腹を刺したはずなんだけどな? なんで生きてるんだぁ?」


スライムゼリージョー「まぁいい、所詮、雑魚が増えただけだ。言っておくが、今の私は前よりもつよいぞ」


坂本「それはお互い様のようだな。俺は今日、素手じゃねぇ。俺専用の武器を持ってきた」


スライムゼリージョー「そのグローブがですか? グローブごとき、なにが変わるというんですk...ゴフゥ!!!」


坂本「なめんじゃねぇよ、これは物理攻撃が効かない相手でも殴れるグローブだぜ、だから変異したお前の体も殴れるってわけだよ」


坂本「オラァ!!!!!」


スライムゼリージョー「グハァ!!!!」


スライムゼリージョー「チャキーン!!!!!スライム刃物ですぅ!!!喰らいなさい!!」


シュン「そうはさせませんよ!! 三流魔法!! スリバリア!!!!」


俺「俺の剣もくらいやがれぇ!!!!!!うぉーー!!!!」


スパン!!!!


坂本「オラァ!!!!!」


スライムゼリージョー「グフゥ!!!! 痛い痛い痛い!!!!」


シュン「四流魔法!!! ライトニングフラッシュ!!!!」


スライムゼリージョー「うぁぁぁぁあ!!!!」 ニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロニョロ


坂本「逃げるな!!!! この卑怯者!!!」


スライムゼリージョー「卑怯なのはどっちだ!! 集団で私を倒そうなんて!!!」


ジョロロロロロロロ


坂本「くっそ!! 逃した!!!」


スライムゼリージョーが排水溝の中に逃げてしまった。なんとかして追いたいが、シュンは取り返したのでとりあえず家に帰ろう。みさきさんのこともあるから、早く帰らないといけない。


俺「坂本さんも、家に来てもらえませんか?」


坂本「わかった、一緒にいこう」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ウィルくんが、飛び出して5分ぐらい、たったかな? はぁはぁ、しんどい。やっぱりまだ血が止まらないや。


シュンちゃんのお母さん「どうしたの!!!! みさきさん!!!!! 誰にやられたの!!!! もしかしてウィルかい?!!」


みさき「ち、ちがいます!! お母さんが買い物に行ってる間に、誘拐犯がきて....それでこうなってしまいました」


シュンちゃんのお母さん「もしかして! シュンちゃんが誘拐されたのかい?!」


みさき「はい、シュンちゃんが...誘拐されていまウィルくんが、助けに向かってます。」


みさき「こんなこと言うのもあれですか、ゴホッゴボ!! 止血してもらってもいいですか?」


私はシュンちゃんのお母さんに止血してもらい、なんとか生きながらえた。

ウィルくんとシュンちゃんが心配だ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



俺「いてぇ、腕が、いてぇよぉ」


シュン「今三流治癒魔法かけますから、我慢してください」


坂本「うわぁ、痛そうだなぁ」


シュン「三流治癒! ヒールスペース!」


シュィーーン!!


俺の腕はくっついたが、まだ血がでている。それほど、重い怪我なんだろう。


シュン「血は止まるまで待つしかありません...」


俺たちは家について俺の部屋にいった。


俺のベットにみさきが寝ていた。


みさき「あぁ、みんなぁ。無事でよかったぁ。あれ? 坂本さん? どうしてここに?」


シュン「私がメールをして、援護に来てもらったんです」


坂本「困ったときはお互い様だ! 気にすんな!」


本当に坂本さんはヤンキーなのか? 変な奴が間違った噂を流してるだけで、本当は優しい人なんだろう。

気が強いだけで、ヤンキーではないと俺は思う。


俺はまひるの兄貴のことについて、みんなに話した。


坂本「じゃあ! そいつを倒せば解決するんだな?」


俺「いや、そんな簡単な相手じゃない」


俺「おそらくだけど、今回のスライムゼリージョーのように、他にもが実験体(アルマトロニクス)いると思う。まひるの兄貴は、マッドサイエンティストだ。他にもサクがあっても何も違和感はない」


俺「今回のスライムゼリージョーの強さはどれぐらいの級だと思った? 坂本さん」


坂本「3人がかりで俺がプラチナでゴールドとシルバーだろ? んーそうだなぁ、エメラルド級とダイア級の間ぐらいの実力はあると思うぜ」


俺「もし、これぐらいの奴が他にもいたら、今のままでは絶対に勝てない」


シュン「わたし多分だけど、いま測ったらプラチナはあると思う」.


俺「多分そうだろうな、三流を使えていたしプラチナ級はあるだろう。俺もそういえば、シルバーなのに四流を使うことができていた。多分、今測ったら多分ゴールド級だろう」


俺「とりあえず、坂本さん! 今日はありがとうございました!!」


坂本「あぁ、そうだな。じゃあまた、困ったときはよんでくれ」


坂本さんはそう言うと帰っていった。


みさきさんとシュンは、疲れたのか、寝てしまった。



俺も、眠くなってきたな。おやすみ。


ありがとうございました!!

是非、ブックマーク、評価してくれるとうれしいです!!

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