科学力
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俺はまひるの兄貴の胸ぐらをつかんだ。腹が立った。
俺「次期社長だからって! なんでも言っていいとはならない! お前は自分勝手なんだよ!」
俺「まず、なんで俺の妹に実験をする必要があるんだ!! 彼女だって人権はあるんだ!! シュンだって人間なんだ!!」
ひろ「そんなことはわかってるさ。まあいい。お前が渡してくれないのであれば、刺客として私は実験体を送るだけさ」
俺「だと? なんなんだそれは!!!!」
ひろ「じきにわかるさ、いくぞ」
メイド「はい」
そう言い残してひろは去っていた。
まひる「あははは...ごめんね、みんな。こんなことになっちゃって。」
まひる「お兄ちゃん、最近変わったんだよね。昔はみんなに優しかったんだけど、第三研究所が破壊されてから、ちょっとずっとあんな感じなんだ」
まひる「多分だけど、第三研究所がお兄ちゃんのエリアだったから。破壊されてショックでやられちゃったんだと思う」
かなた「実験体ってなんなんだ? ロボットみたいなもんなのか?」
まひる「私もよくわからないんだよね、でも、危険だとは思う。だからウィルくん、これ渡しとくね」
渡されたのは銃のような注射器だった。
俺「これは?」
まひる「意識を失わせることができる。要するに全身麻酔の薬って思ってくれれば問題ないよ。それで、実験体の動きを一時的に止められると思う」
俺「本当に実験体っていうのが、刺客として送られるのか?」
まひる「送られてくると思う。だから、妹さんを守ってあげてね」
かなた「僕も手伝うからな、ウィル」
俺「ありがとう、みんな」
俺は魔剣を見た。
俺はもう一度、剣を取ってみた。
かなた「なにしてるんだ! って、あれ?」
剣を手に取っても何も起こらなかった。どうなってるんだ?この剣は。
剣の刃には気のようなものが纏ってある。
かなた「もしかして、使いこなせるようになったのか?! だとしたら、マスター級レベルじゃないか?」
俺「いや、多分だけど、この剣には意志があると思うんだ。何か、俺に呼びかけているような。そんな気がするんだ。俺のずっと近くに居ましたよ的な雰囲気が、この剣から感じるんだ」
まひる「こんなことになっちゃったけど訓練する?」
かなた「そうだね! 気分を晴らすために、他のことをするってことは大事だからね!」
俺たち3人は訓練をし始めた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひろ「へへへへへへへへへへへへ」
ひろ「ふはははははははははははははははははははははは!!!!! 見つけたぞ!!! 私の理想の!!!! 実験体10番の素となる肉体が!!!!!!!」
メイド「どうしますか? ひろ様、刺客を送るのであれば。実験体 3番が最適かと」
ひろ「そうだなぁ、そういえば昨日の負傷した3番の分裂体の結果はどうなったのだ?」
メイド「はい、実験体 3番の能力。"呼び寄せる力"によってプラチナ級レベルの者が来たようです。私が回収する時には2人分の分裂体が気絶状態になってました。ですが、残った1人が突然変異を起こし、両手が刃物のようなものになっていました。おそらく、分裂元の3番の三流特殊スキルによるものでしょう。自分の身の形を変え、相手に有利になって自分を守ろうとしていたようです」
ひろ「やはり、私が見込んだ肉体ではあるな。あの男の妹はどんな実験体 10番を完成させてくれるのか、楽しみであるぞ! ふはははははは!!!!」
ひろ「出てきていいぞ、3番。またの名を、スライムゼリージョー!!!!」
スライムゼリージョー「........やっとだ」
スライムゼリージョー「やっとだ、やっとだ、やっとダァ! 私たちのチカラがぁ、認められたんだなぁ! 分裂体でもなかなかのチカラを発揮したからなぁ、そうだろぉ?ひぃろぉ?」
ひろ「お前に仕事ができた。あの、訓練をしている奴の追い、家を見つけて、妹と言われる者をここに連れてこい、ただし殺すな」
ぶにょぶりゃうょぉん
やはり三体に分身、この名前をつけたのは正解だったな。
分裂体のジョー「前はやられたけれども今回は、昨日からいっぱい人や物を取り込んで、前の千倍は強くなったからなぁ? いまの俺らは最強だなぁ?」
分裂体のゼリー「自分はソウは思わナイ、相手が強イ可能性がアル」
分裂体のスライム「お前らは俺らについてこい! 俺が指揮をとる! 俺がリーダーだ!」
こいつらは、分裂して、それぞれの意思を持つ
三人の肉体を実験に使ったからな。
分裂体ジョー「邪魔する奴は取り込んで構わないよなぁ? 栄養補給しないと、だれだって力不足になるもんなぁ?」
ひろ「好きにしてくれ、ただし、あの男とその妹は取り込むな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私はいつもよりも遅く目が覚めた。昨日、あんなことが起こったからいつもより起きるのが遅かったんだろう。
それにしてもシュンちゃんは朝起きるのがはやいみたいだ。
みさき「シューンちゃん! おはよ〜」
シュン「あ! みさきさん! おはようございます♪」
みさき「いや〜昨日は災難だったねぇ〜 顔をやられたけど、大丈夫だった? 今は痛くない?」
シュン「はい! なんとか大丈夫です! ありがとうございます!」
みさき「今日さ、2人でさ、坂本さんのお見舞いに行かない? 昨日助けてもらったし。心配だから、お菓子でも持っていこうよ」
シュン「分かりました。坂本さん、大丈夫でしょうか? あの重症以降、私は見ていないので心配です」
みさき「そうだね、血はそんなに出てなかったけど、刺されたのには変わりないからね。」
私は着替えを持ってきてないので、申し訳なくシュンちゃんの服を着た。
シュン「準備できました?」
みさき「うん、私は大丈夫だよ」
私たちは坂本さんのお菓子を買いに行った。
シュン「坂本さんってなんのお菓子が好きなんでしょうか?」
みさき「そういえば知らないね、シャカリコとかでいいんじゃない?」
私たちはお菓子を買って病院についた。
まずは受付で坂本さんの入院の部屋の番号を聞かないと。
受付「どう言ったご用件で?」
みさき「そちらの病院で入院しているたしかえぇっと、坂本ゲンジさんのお見舞いに来ました」
受付「入院ですか? えぇっと坂本さん坂本ゲンジさん」ペラペラ
受付「大変申し訳ございません、入院記録には坂本ゲンジさんという人は、入院しておりません」
みさき「え? そんなはずはありませんよ! お腹を刺されて救急車に運ばれたんですよ? もうちょっと探してください」
受付「あ! その人ですか! その人なら、さっき帰りましたよ! 怪我が治ったので」
みさき「えぇえ!??!」
受付「驚くのも無理はないです、その人は、通常の人より回復が早いらしいんです。もう病院全体の噂になってますよ」
???「よぉ、お前ら」
みさき「坂本さん!?」
坂本「昨日は、大丈夫だったか?」
シュン「はい、おかげで大丈夫です! 坂本さんはどうしてまたここに?」
坂本「あぁ、いつもの癖でお金払うのをよ。忘れてたんだよ。」
坂本「すまねぇな、はいよ 4000円! お釣りはいらねぇぜ」
坂本「じゃあな、2人とも! また学校で!」
みさき「あ!坂本さん、これ、お見舞いに買ったんだけど。いる?」
坂本「ん? これは、おお!! シャカリコじゃねぇか!! なんで俺の好きなの知ってるんだ? ありがとよ!」
坂本さんはシャカリコを受け取って帰ろうとした
シュン「ちょっと待ってください! メール繋げませんか?」
坂本「ん? メール? まぁいいけど」
みさき「じゃあ私も繋いでもらおうかな?」
シュン「ありがとうございます!」
私たちは坂本さんとメールを繋いだ。
坂本「困ったときは、呼んでくれ。いつでも行ってやる」
そういって坂本さんは帰っていった。
私たちは家に帰っている途中、武器ショップを見つけた。たかしくんが武器ショップに入っていくのを見かけたのでその武器ショップに私たちもはいった。中に入ってたかしくんを見ると、たかしくんはどうやら、自分に合う武器を探しているようだ。
たかし「店員さーん! この剣ってどんな性能なんですか?」
店員「あぁ、この剣はね、使えば使うほど強くなる剣だよ。二倍、三倍ってね、どんどん威力が上がるんだよ。でも0時になると普通の剣の状態にリセットされるから、注意が必要だよ。どうだい? 兄ちゃん? ロマンがあるだろ? 興味ないかい?」
たかし「うーん、そうですねぇ。それもすごく欲しいんっすけどやっぱり自分は王道を行く、普通の剣がいいんっすよ。自分新米だから、特殊なやつとかはなんか違うと思うんすよねぇ」
店員「じゃあ! この剣なんかはどうだい? 使い手を補助してくれる剣だ! これなら特殊能力もないし、ヒントも与えてくれるから、兄ちゃんにおすすめだと思うんだけど。どうかな?」
たかし「おぉ! これならいいっすね! 一回振ってもいいですか?」
店員「どうぞどうぞ!」
ブン!!
たかし「おぉー! 軽いし使いやすい! 店員さん! 自分、これに決めたっす!」
店員「毎度あり!!」
たかしくんは剣を買った。
たかし「あれ? 2人とも! どうしたんですかこんなところで。あ! もしかして2人も武器を探しに来たんすか? ここはいい武器が揃ってておすすめですよぉ!」
シュン「そうなんですか? それって魔法の杖とかもあるんですか?」
たかし「さっきみたみた! 魔法の杖のコーナー!」
シュン「みさきさん! 行ってみましょう!!」
シュンちゃんがキラキラ目を輝かせている。可愛いなぁ。
みさき「わかったわかった! 行ってみようか」
シュン「わーい!」
魔法の杖のコーナーにはいろんな杖があった。
中には傘のような杖があったり、それこそ高い水晶のようなのがついてるやつもある。
シュン「わぁーー! すごいよ! すごいよ! いっぱいあるよ!」
みさき「そうだね〜、お金私今持ってるから。買ってあげようか?」
シュン「みさきさん、いいんですか? でも大丈夫です! 私も今、お兄ちゃんの財布持ってきてるんですよ!」
みさき「え? それってお兄ちゃんに怒られない? 大丈夫?」
シュン「なんかね、お兄ちゃんが言うには『別にお金興味ないから、全然俺の財布使ってもいいよ』って」
みさき「なんかかっこいいお兄ちゃんだね」
これ多分だけど、ウィルくん、シュンちゃんにカッコつけてるよね。確かにシュンちゃんは可愛いしカッコつけたいのはわかるけどね。
シュン「あとお母さんにも昨日、『お兄ちゃんにお風呂見られたんだから財布ぐらい使っちゃいなさい!』って言われたんだよね......」
みさき「なんか面白いよね、シュンちゃんの家族って」
シュン「そう? わたしは普通だと思うけど」
わたしはシュンちゃんといろいろ杖を探しながら話した。わたしにとって、この時間は幸せな時間だった、好きな人と一緒にいられて話せることがどれだけの幸せなのかが、わかった。
そんな時男の子が話しかけてきた。
男の子「そこのお姉ちゃんたち! なにしてるの?」
シュン「えぇっとね、私たちは魔法の杖を探してるんだ。君がおすすめの魔法の杖ってある?」
シュンちゃんは優しく男の子の目の高さに合わせてしゃがみ、男の子に問いかけた。
男の子は恥ずかしそうに話し始めた。男の子にそこ変わって欲しいなぁ。
男の子「えっとね! えっとね! 僕は、僕は! このつえ?がいいと思うよ! キラキラきれいだから!」
シュン「わかった! じゃあこれにするね! ありがとう!」
男の子「うん!!」
男の子が選んだのは金色に光る水晶玉がある、シュンちゃんの背丈ぐらいの高さでとても光っている杖だった。
シュン「みさきさん! わたしこれにするね!」
みさき「わかった」
シュンちゃんが杖を買って一緒に店をでた。
シュン「この杖、結構重いね」
みさき「大丈夫? 待とうか?」
シュン「ありがとう、でも大丈夫。これに慣れるために自分でもつね」
シュンちゃんの身長が確か153cmで、その背丈ぐらいの高さだから、やっぱり重たかったか。
頑張ってるシュンちゃんも可愛いなぁ。
家に戻って、早速杖を2人で観察した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スライムゼリージョー「作戦会議が必要ダヨナァ?」
ぶぬゅ!ぬめめ!べちゃ!
分裂体ジョー「三人がかりなら余裕で捉えられるなぁ、余裕だよなぁ?」
分裂体ゼリー「そうはオモワナイ、作戦がヒツヨウ」
分裂体スライム「ピストルを渡された! これで凸るだけだ!」
話し合いをしているようだ。
メイド「どうですか? 3番の様子は」
ひろ「なんとも言えない、今は3番は不安定だ。仲間割れを起こす可能性がある。分裂体それぞれ別の考えをもっているからあやしいな。先ほどお前が言った通り今回は3番が最適だがな」
ぶにょぶにょぶにょ
スライムゼリージョー「ひいろぉ、今回はぁ? ご褒美はあるのかぁ? 私たちは、ご飯が食べたいぃ。」
ひろ「ご飯か、そうだな。これが成功したら、監禁している奴隷、全員食っていいぞ」
スライムゼリージョー「わぁー! いいねぇ! 最高だよぉ! やる気がでるねぇ! 楽しみだなぁ!」
ひろ「頑張って、やれよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まひる「ウィルくん、かなたさん、すごいね!! もうこんなに戦えるようになるなんて! 才能ありまくりだよ! 天才!」
かなた「そんな褒めても何も出ないですよぉ〜」
俺「そろそろこの剣にも慣れてきたな。さっきよりも剣が振りやすい。剣が俺に合わせてやりやすくなってるのか、それとも俺がこの剣に合わさってきたのか。わからないがすごくやりやすいな。」
俺とかなたは訓練を終えて、武器をもらって、家に帰った。
携帯をいじっていると、まひるからメールがきた。
「もうすぐ、試客が来るかもしれない。さっきお兄ちゃんメイドさんと話してて、実験体のようなものを連れてたんだ。だから妹さんを守ってあげて」
俺はすぐに隣の部屋にいった。
シュン「あれ? お兄ちゃんどうしたの?」
俺「今日は、この部屋から出ないでくれないか?」
シュン「え?なんで?」
俺「シュンを狙ってる奴がここに、くるかもしれないんだ。だから、絶対にこの部屋から出ないでくれ」
シュン「何が何だかわからないんだけど、どう言うこと?」
俺は事情を話した。
シュン「わかった、今日はこの部屋からでないよ」
みさき「私は何をしたらいいかな?」
俺「一緒に、シュンと居てやってくれ」
みさき「わかった、まかせて!」
俺はシュンの部屋を出て、まひるからもらった注射器を握った。
ありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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( ̄^ ̄)ゞ