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過去編  作者: さくらもち
さくら編
14/37

さくら編・14話

さくら編 14話。

もうほとんど今のさくらですね。

次の話で終わりとなります。

__4年後。


私は10歳を迎えていた。

とある歌番組に特別に出演した時の歌声が大好評だったのがきっかけに、すっかり歌手の道を歩んでしまっていた。


まあ、私からしても音楽の方が好きだから嬉しいんだけだど。

有難いことによく売れるものでなかなかの有名人となった。


あと王宮での仕事は、今は蘭夜がもちろんメインだけどサポートするように蔦善と私とで何とかやっている。



ある日の事だ、今日はひまわりと人間界に来ていた。


ひま「先輩!」


さく「…あ、あ、なに??」


ひま「もー先輩呼びま~だ慣れないんですか~?」


さく「えー逆になんでアンタ既に慣れてんのよ」


ひま「いやいや慣れるでしょうよ、もう2年経つんですよお?」


そう、2年前にひまわりは何故か私と同じ事務所に所属してきたのだ。

訳が分からない。


さく「てかさぁ、慣れないと言えばこれ……」


ひま「……で、ですね。後、まだ怒ってるんですか先輩……」


さく「なんで猫なのぉ?ねぇ!」


ひま「いや知りませんよ!僕だってなんで犬なんですか!」


さく「いや、あんたは犬って言われてしっくりくるもん。犬っぽい」


ひま「じゃあ先輩も猫っぽいからでしょ!」


私は頭に手をやった。

フサァ…と手にあたる、耳が。


どうなってしまったんだ私は……。


これまた1年前の話だ。


1年前のある日、私とひまわりはいつも一緒に過ごす場所とは違う所へ行っていた。というのも王宮の仕事で土地の調査の為にいつもは寄らない山付近に来ていたのだ。

その時に出会ったジジイ…爺さんにこうされた。

…いつかまたあったらあの呑気な顔面を握り〇してしまいたい。


何やら動物の神…?とかと名乗っていた。

だからか私達には戻す方法が分からずずっと猫にされたままだった。

中途半端に猫耳としっぽを生やしやがって、言わば猫娘見たいな見た目になってしまった。


鼻と耳はよくきくようになったらしいが…私は気に入っていない。



ひま「ま、まあ今日はせっかく人間界に来たんだし、明るく行きましょ?ね?」


さく「……。」


ひま「てかそういえば先輩からですよね?人間界に行こって言ったの」


さく「そう。鬼ごっこでもしない?」


ひま「……は?」


さく「いや鬼ごっこ。あのタッチするやつ」


ひま「いやそれは分かりますけど……」

よく喋るようになりましたね、彼女。


ここまでご覧頂きありがとうございました。

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