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LIFE〜内気と強気〜  作者: 新規四季
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正体知ったってやつ

「はい、僭越ながら『季節終』って……」


少女、黒曜さんが小説家のペンネームを言った時には少し正気を失った。


「うっそ、季節終先生なの!?本当に!?」

「うっ、はい……急に人が変わったな」


マジでやばい。世間に公開されてないそのご尊顔が目の前に!

こんな女の子が、なんな繊細な小説を書いていたなんて!


「待てよ、昨日サイン会じゃない?」


季節終のサイン会が昨日で、その人物が逃げるように私にしがみついていた。

私がそう聞けばサッと視線を逸らして挙動不審になった。


「まさか、逃げたの?」


黒曜さんはウルっとした瞳で私をキッと睨んでくる。その仕草凄い可愛い。


「し、仕方ないんですよ!怖いんだから!」

「怖いって人が?」

「そうです」

「……私は?もしかして人扱いされてない?」


ちょっと、いや、かなりショックだぞ。

ぐーたらな、私と言えど、最低限は身だしなみは整えてるし、めんどくさいけどメイクとかネイルとかも気にしてるのに。


「そ、それは」

「それは?」

「私のキャラに似てたから!」


顔を真っ赤にして、そう叫ばれた。

私が小説のキャラに似てたから怖くなかったと。

そんな事ある?

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