10/14
お世話ってわけ
しかしながら可愛い子だ。
キョロキョロ部屋を見渡す仕草は小動物っぽいし、常に私の顔を伺っている。
実家のペットを思い出す。
「とりあえず生活用品買いに行く?」
「え?」
「家から持ってくるのがめんどくさいんでしょ?それとも1回帰って色々と持ってくる?」
「い、いや!そ、そう、それ!面倒くさいからね!買いに行きましょう!」
自分で言った設定を思い出したようで慌てた様子だ。
「あ、財布……」
「はぁ、いいよ。買ったげる」
「神ぃぃ!!」
話を聞く限りだと無一文だろうし、自分自身この子を家に置いておくと決めたのだから多少世話はしないと行けないと思っている。
なにより、誰かと出かけるのは久々で少しだけ、ワクワクしてたりもする。




