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物語たち  作者: 酒井
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少女のお話(1

可哀相な描写があります。


ここは、今からずうっとずうっと先の、未来の世界


未だ地球温暖化とか、冬がなくなって雪が全然降らないとか、日本は世界から見たら非協力的だとか、いろいろ大変


でも、だからと言って過ごしにくい訳でもない

少なくとも、私にはこれはこれで、な生活だと思う。


政治は、難しくて私には良くわからないけど、不況が続いてるらしい。


主な原因は、戦争だって

今更になって…と思うけど、この時代の戦争は洒落にならない


ウイルス兵器やらが主流で、コンピュータウイルスを使った個人情報の流出、本物のウイルスによる不可解な病気、新型インフルエンザをさらに悪化させた上での流出


ニュースではのんびりと、海外でそんな事が起きてると、言っている。


父も母も、怖いな〜とか言いながらも、海外の話しだからと、たかをくくって話してる。


確かに他人事だから、私もテレビ画面でしか見れない惨劇の舞台を、傍観しては思ってもいない同情の言葉を聞こえるような少し大きめの声で、さも本当にそう思ってるかのように呟く


「ホントに、大変そう。かわいそうだね」


これで良いんだろう

幸せで、何でも買って貰える、便利な、無慈悲で、無責任な同情しかない日本


それでも私は良いや

それでも私は生きてるし


ただ意味もなく、学校行って勉強しての繰り返し

したい事何かないし、まぁ生きてればそれで良い



そんな日本と言う世界が、すぐに変わってしまったのだけど……



ウイルス兵器の日本上陸


この話題がニュースで持ち切りとなった

本来はこのウイルス兵器は、EUとロシアが共同開発し、台湾へ流出させ台湾による無断核兵器開発を辞めさせるための脅しの道具であったのだ。


それが誤って日本に流出してしまった。


日本には勿論台湾人も中にはいる

台湾は中国の一地域と手を組んでいで薬やワクチンをコピーしてしまう可能性から、このウイルス対抗薬を輸出出来ないと、EUからの手紙が来たらしい


つまりは、日本は隔離された

見離されたのだ


一気に不安が生じる。

人々はパニックに陥る。


そしてそれは、日本でワクチンを作る時間すら許す事なく広がった。


感染者、(発見された者)832名

死亡者、(感染による物と思われる者)67名


これからも増える模様


一般病院にはちゃんとした隔離施設もなく、ウイルス兵器は間接感染による物だったにも関わらず愛知県を中心と広がっていった


隔離施設も数に限りがあり感染者を保護仕切れなかったり、ウイルスはゆっくりと、だんだんと体を蝕む物であったため、感染者の苦しみは凄い物であった


ロシアからの手紙では、

EUからの秘密の手紙でこう書かれていたとの事だ

ウイルス兵器による被害は、間接感染式により。

臓器の運動を低下、主に肺器官が急激に運動を停止する物であり、個人により、脳死する可能性あり。


との事と、ニュースでやっていた


私は山形県に住んでいる

何等変わりない一般庶民

お父さんは会社員

お母さんはスーパーのパート

私は小学5年生


そして、私とお母さんが、ウイルスの被害に会った。

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