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メモ書き  作者: 蒼山詩乃
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正体不明

 詩を書くとき、どういうわけか持っていきたい方向とは違う言葉を使ってしまうことが度々ある。これはよく書けていると思った時ほど出てきているようにさえ感じる。書いている本人なのに分からないのか、と言われそうだが、前回の文章でも書いた通り、一筆書きで書いていて、言葉を引っ張り出すことに意識を多く割くことはあまりない。割いてしまった場合は多くの場合で不純物が混ざっている気さえして、自分にとってはランクの低いものとして見なしてしまう。さて、持っていきたい方向と違う方向に行ってしまう場合、もちろん修正しようと考えるのだが、その時ばかりは頭が働いてくれず、結局何も思い浮かばないどころか、これでいいのかもしれないと思ってしまうのだ。自分の中で明らかにその作品の雰囲気とは違う領域が出ているのにもかかわらず。

 自分の感覚に従って書けば本来は行ったり来たりするのだろう。しかし、自分の意思で書いている作品は何かと面白くない。それは結局書いている中での筋道を知っているからかもしれない。確かに同じ話をもう一度連続再生することは飽きる。なので、感覚に従って書いているが、それを裏切ってくる、まさに裏側が出てくる。時には幼稚ささえ覚えてしまう言葉は一種の嫌悪感さえ覚える。しかし、同族嫌悪という言葉がある通り、その言葉は僕と繋がる部分があるのかもしれない。それに僕から出てきた言葉だ。そうなると僕は認めざるを得ない。

 まあごちゃごちゃ書いてきたが、要はその詩に組み込まれたその言葉に納得してしまうのだ。その納得した理由は右に書いたような理由だけではないのかもしれない。しかし、僕にその分析をする技術もないし、力もない。なので自分の中にどのような自分がいるのか。今日も楽しみながら書いています。


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