一、始まりの空間
一、始まりの空間
気づいたらここにいた。一人の男が、訳も分からずこの状況を理解しようと思考していた。男は、三十代くらいの年齢であろう顔をしていた。しかし、外見はあまり整っていなかった。服にはとてもしわがついていて、顔には髭が剃られずに伸びていて、さらに老けて見えた。
男は、自分のいる場所がどこなのかを自分の知っている場所と照らし合わせていた。しかし、この場所は自分が知っている場所とは一つも一致しなかった。
その空間は不思議なことに、地面は全て白く、しかし周りは闇のように暗かった。白い地面は一本の道となっていて、横には黒い壁があった。道の先には永遠と続くかのように見えない。後ろを振り返ると、そこには横にある壁と同様に黒い壁があった。
「この道を辿っていく以外には、この空間から出る方法はないようだな。」
後ろに戻ることはできないというよりも、ここから始まるスタート地点のようなこの場所から、男は白い道を歩き始めた。
ここはどこなのか、なぜここにいるのか、そんな疑問を持ちつつも、進まなければいけないこの状況に男は不安を抱えていた。
しかし、何故だろう。男の心の片隅には、ほんの少しだけだが期待があった。
どうも、初めて投稿します。まだ分からないことだらけですが、この小説の続きを一生懸命に書いていきたいと思います。よろしくお願いします!




